ふくしサービスセンター びすけっと西部

医療的ケア児の災害時避難訓練に参加しました

 武雄市が医療的ケア児を対象に、水害による避難訓練の4回目が開催されました。びすけっと西部で支援に入っている中学生も対象で、この訓練には3回関わらせていただいてます。今回は、「登校しているときに避難警報が出て、学校から母親に連絡があり、避難準備をして学校に迎えに行き、武雄市役所に避難する。」の設定でした。
 今までの訓練での教訓を生かした、母親と行政の電話連絡に今回は学校が加わった対応でした。荷物を車に乗せるところは、近所の方が手伝いに来られたと言うことで、ヘルパーが手伝いましたが、たぶん当日は来てもらえないだろうと推測してます。母親一人で呼吸器やバッテリーなど、命に係わる大きく重たい大事な荷物で、ワゴン車の中もすぐにいっぱいです。学校に迎えに行き、本人と車いすも載せなければなりません。色んな事を想定しての避難になります。もちろん水害でどこの道も安全とは言えません。学校に迎えに行き市役所に到着。職員さんと一緒に避難部屋まで荷物を運び、一連の流れは終了。もう一人の対象者は、消防署が関り避難されてきました。
 この訓練には、たくさんの関係者が関わっており、訓練後には参加しての気づきを出し合い、個別避難計画の作成をされます。とても積極的に行われています。医療的ケア児の家族も、いざと言うときに困らないように、準備をされて、安心にもつながっていくようです。立ち会った福祉課の職員さんも、誰が対応してもわかるようにしておかなければならないと、今後しっかり意識づけをされるようで心強かったです。
 関係者のほかに、民生委員や他の市町の福祉課の方々も見学に来られていたので、各市町の取り組みもあることでしょう。できることは協力していきたいと思います。
 今までの訓練に参加して、色んな場面での色んなパターンでのシュミレーションを行っていく事が必要と感じました。