デイサービスセンターありすの家

【個別支援】大村寿司を作ろう!

3月のお雛様御前として、調理のレクリエーションの企画を立て、長崎の郷土料理の大村寿司を作りました。これにはいきさつがあります。
あるご利用者から『病気で調理をする事が出来なくなり、使われなくなった寿司型がある。ありすの家で使ってもらいたい。』と申し出がありました。その押し型は亡き母親が買ってくれた思い出のある物とお聞きし、使わないから捨てるなんてとても出来ないという気持ちが伝わってきました。その方は料理が好きで、何度も大村寿司を作っていたとのことでした。そこで、その方がご利用の日に、調理ができなくなったその方の代わりに、みんなで作って、みんなで食べようということになりました。
寿司飯:「もっと、扇がんば風の当たっとらんよ」「こうね?」「頑張れ~」など賑やかに。
錦糸卵:ご自宅で使い慣れている包丁を持参して頂き、見事な手捌きで細く綺麗に切れていて、さすが!とスタッフは感心するばかり。
寿司飯を型に広げ、具材をたっぷりのせて(ちょっとのせすぎ?)、最後は順番にみんな一押しずつ1周しました。
切り分ける時、崩れないよう慎重に息を飲みながら…。みごと切り口も綺麗な層になり、お雛様にピッタリな御前が出来上がりました。
「初めて食べたけど、美味しいね~」「一切れじゃ足りんね~」など、お味も最高で押し型のおかげで、楽しく、美味しい善き1日となりました。
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