障がい児通所支援事業所「one・ピース」

one・ピースミニ講演会「障がいって?」「里親制度って?」

4月27日(土)に、自閉症スペクトラムの特性をもたれる特別支援学校に通われる16才の男子の方と、その方を里親として養育されておられる方に、「障がいって?」「里親制度って?」というテーマでお話しをして頂けることになり、現在one・ピースをご利用されている保護者様、利用を終了された保護者様、びすけっとの仲間、one・ピーススタッフが集まり、お話しを聴くことができました。いくつもの特性や障がいを持たれてあっても、自分の苦手さを理解され周りにヘルプを出しながら、強く生きておられることに感動でした。その苦手さに対してどうされているのかという部分をお聞きしたことで、私たちの支援にたくさんヒントを頂くこともできました。また、里親制度については、DVDを観ながら、実際の生活の様子やこの制度に関わるきっかけ等について知ることができ、その中で大切なことは「ただいま」「おかえり」と返ってくるあたりまえの、何気ない生活が子供にとって何より安心できることと知りました。そして、里親との出会いに感謝すると共に、産んでくれた母が早い段階で児童相談所に相談してくれたおかげで今の生活があり、心壊れることなく生きていると率直に話しをされたことに逞しさを感じたお話しでした。障がいがあろうがなかろうが、「あたりまえのことが一番大事!」という言葉が心に残りました。子供を育んでいくのに、「家庭」の存在、「親」の存在の大切さを改めて認識した講演会でした。また、機会があれば、今回参加できなかった方とも、お二人の貴重な思いを共有させて頂くことができればと思っています。