ふくしサービスセンター びすけっと佐賀
“再会”の盆提灯
私たちは、食事、入浴、掃除、排泄、洗濯、買い物、外出など 生活のあらゆる場面に手をさしのべています。
高齢者の方、障がいを抱えた方、様々な生きづらさを抱えた方を側面からサポートします。
そんなご利用者との出会いの中にはこんなほほえましい場面もあります。
大好きだったご主人が13年前に亡くなられ、その後は、私たちびすけっとのサービスを利用しながら、自宅での看取りを切望しておられる95歳のMさん。
なんとかトイレまでは行けていますが、年々体力の衰えが心配です。日に二度の訪問で、お食事を提供し、入浴できないときは、体をふき、薬を飲んで頂き、さまざまなサポートをうけながら、お一人で暮らしていらっしゃいます。
今年のお盆は、ご家族が盆提灯を組み立て、楽しいお盆を過ごされました。
お盆が終わり、ご家族が帰られました。
数日ぶりにサービスで訪問したところ、ご本人、気落ちされるかと思っていたのですが、逆に元気になられたので、どうしたのかお伺いすると、
「お盆で帰ってきた主人が『お前、しっかりしろよ!』って言ったのよ」
と頬を赤らめておっしゃるのでした。
ご主人と会える日を楽しみにしておられるMさん。
私たちヘルパーは、こんなほほえましい日々に出会え、心を温めてもらっています。