ケアプランセンターさせぼ

高齢者虐待防止についての研修会に参加

2月2日、佐世保市長寿社会課主催の「高齢者虐待防止ネットワーク検討会」の研修にリモートで参加しました。
法律事務所の弁護士さんから第1部 「高齢者虐待の現状と経済的虐待の意義」「滞納問題と経済的虐待」について、第2部「滞納と経済的虐待」についてお話がありました。経済的虐待とは、「本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人の希望する金銭の使用を理由なく制限すること」。具体的には、介護者や親族などが、日常的に使用するお金を不当に制限する、生活に必要なお金を渡さないなどです。関わるご利用者の中で該当しないか思い浮かべながら聞きました。虐待と思われる場面に遭遇した場合は、事実を具体的に記録に残し、行政や地域包括支援センターに迅速に相談することが重要と学びました。滞納に関しては、ケアマネージャーは直接関わることはありませんが、滞納問題の背景には経済的虐待が潜んでいることを理解し、発生した場合は滞納原因をなるべく早く突き止め、関係事業所と連携して対応していく事、また契約書の点検や分割払いの書式の準備なども必要であることを学びました。