ふくしサービスセンター びすけっと唐津

視覚障害者の方のための同行援護(ガイドヘルパー)。

寒い中にも春の足音が聞こえてくるような今日この頃。びすけっと唐津のメンバーは、利用者様方々と触れ合えることに感謝の日々です。びすけっと唐津では、ご高齢の方々への介護は勿論、障がいのある方々へのサポートも行っております。先日は視覚障害者の方が唐津市の小学校で講演を行われるとの事で、同行援護を行いました。(※同行援護とは 移動に著しい困難を有する視覚障害者等の方に、外出した際その障害者等に支援員(ガイドヘルパー)が同行し移動の援助を行います。)

講演の中で、視覚障害者の方は目が見える時代と見えなくなった今を比較してのお話を、小学生にわかりやすくお話されていました。視力を失ったのは交通事故がきっかっけとの事。見えて当然だったものが今は全く見えることはない。絶望の淵に立たされた日々を乗り越え、目が見えなくても周囲の人々のサポートが心に沁みる。且つ感謝の気持ちが以前よりも深くなったと話されていました。それを真剣に傾聴していた小学生からは深い感想が…。「周囲の人々への感謝の気持ちを忘れずに、周囲の人々と協力し合える人間になりたい。いろんな障害を抱えている人も皆で協力し合い幸せな世の中にしていけたら」と。小学生の皆さんと視覚障害者の方の互いの心が共鳴し合っていることを目の当たりにし同行援護をさせて頂きながら胸が熱くなりました。

☆写真はサウンドテーブルテニス体験が行われている様子。※サウンドテーブルテニスとは…全国障害者スポーツ大会の競技のひとつで、視覚障害者が行う卓球です。球の中に金属の球が入っていてその音を頼りにプレーするものです。