ふくしサービスセンター にこにこ

認知症研修

昨夜、隈診療所(在宅療養支援診療所)の宮崎Drに講師を依頼して「認知症研修」をしました。
いつもヘルパーの参加率は9割近くですが、今回は全員参加です(*^^*)V
先生から頂いた資料を見て、難しいかな?なんて思いましたが、先生の話しは、実際に訪問した利用者さんの実例を交え、笑いありの楽しい研修でした。
「人は忘れる動物」から始まり、コップの中の水を例えて、コップに入れた水がいっぱいになってはみ出た分は入らないから仕方ない。
はみ出た分を忘れてしまうことに例え、忘れることは悪い・恥じゃない。そうしないと、逆に覚えられない。だから、最初に入った水がこぼれていないように、昔の事は覚えているけど、最近の事は忘れていることが多いと聞き、何故かホッとする私でした。(私自身、最近物忘れが激しいのではないかと思っていたからです)
そして、認知症の方には、「傍にいるよと安心させる」「愛情を持って接する」「信頼関係を作る」ことの大切さを学びました。
先生は、必ず、利用者さんと手を握ったり、さすったり、寝たっきりの利用者さんにも肩に手を触れたり(ドクターXでもしていましたね)しているそうです。
また、私達ヘルパーは専門医ではないので、勝手に認知症と判断してはいけない。疑いがあれば、ご本人と家族で専門医に診てもらうなど、つい思い込んで決めつけてしまっているのではないかな。と反省しました。
研修後、先生は、最後までにこやかに手を振って真っ暗の中、車で帰りました。
24時間対応の忙しい中、私達のために、とても充実した時間を作ってくださり感謝です。また機会があれば、お願いします。
「宮崎先生。ありがとうございました」 にこにこヘルパー一同
*“在宅療養支援診療所”とは24時間対応で在宅ケアと在宅医療の中心的役割を担う診療所とされています。