ふくしサービスセンター あゆむ

2つのりんご箱から始まった

昔はりんごのケースはダンボールではなくて、木箱だった。
木箱に包装紙を貼って机や棚にした。ここから独り暮らしの出発です。
何年前だったか、知り合いの新築の家を見に行きました。立派な家で、書庫もあり、豊かさを感じるそこの書庫のすみっこに、りんご箱が2つ存在・・・この方もこの箱から出発したんだろう。ちゃんと新築にも引っ越してきたのでしょうね。なつかしくうれしい気持ち。
ある有名人たちの「宝物は何ですか」と言う質問に対して、それぞれふさわしい宝物を出してこられた中に、90才過ぎたこの方は、デコボコで黒ずんだ鍋を出してきました。「私はこれで生きてきました。今も大事にしています。」という一言。この方はここから出発されたのでしょう。
どんな時でも何もない頃を考えるとなんとかなりますね。きっと。    M・N