ケアプランセンター水俣

南九州豪雨災害

7月3日の夜、信じられないような豪雨が…。深夜に携帯電話の緊急アラートが頻繁になり、防災無線で避難の呼びかけが何回もありました。「レベル5」との情報が入った時、豪雨の音に恐怖を感じて一睡も出来ませんでした。4日の早朝から利用者様への安否確認連絡。連絡がつかない方の家を訪ねようと、いつもの道を進むと…崖崩れして道路が崩落し電柱がぶら下がっているではありませんか!家に近寄れず安否が心配で堪りません。近隣避難所、市役所、包括支援センター、消防署と連携し情報を収集。「おばあちゃんが停電した自宅に1人でいる。元気そう。でも危ないから心配。」と消防団からの情報。民生委員さんが通れる道を案内してくださいました。家まで同行していただく道中、「大変危険なので避難してほしいと説得しましたが、避難しないと言います。ケアマネさんから説得していただけないでしょうか?」との相談がありました。一生懸命、説得しましたが「もう、この歳だし。避難したほうがストレス。どうなってもいいから家にいたい。」と言われました。「避難されないなら、私たちは何度でも様子を見にきます。どんなに危険でも、あなたを放っておくことは出来ません。」と伝えました。夕方になり隣県から息子様がきて説得され、息子様宅に避難することに。本人から連絡があり「ケアマネさん、民生委員さんが危険を覚悟して私を見に来る。その時に災害に巻き込まれたら悲しい。みんなのために避難します。」と言われました。高齢者は「世の為、人の為」という気持ちの方が多いですね。激動の時代を「世の為」「人の為」に一生懸命生きてきた人たちです。心動かす魔法の言葉は「周りの方のため」ですね。末文になりましたが、支えていただいております地域の皆様の暖かさに感謝いたします。