子どもたちに安心して過ごしてもらうためにも、ご家族との連携を大切にし、小さな変化も報告・相談をしています。スタッフには子育てを終えた者や、教員免許を持ち言語訓練に多く携わってきた経験豊富な者もいます。「一人で頑張らなくていいこと」をお伝えしながら、子育てのお悩みの相談にのり、ご家族に寄り添います。

幼児期から高校まで、発達段階に合わせた療育や就労に向かうための訓練を通して、途切れることなくサポートします。高校卒業後も外出支援や行動支援など同じ事業所内の他のサービスを利用でき、通い慣れた場所で安心して過ごせます。大人になっても一人として孤立することなく社会と繋がっていて欲しい、ここで将来の自立を目指し頑張っていることが、少しでも生かされればと願っています。

幼児期は、身の回りのことや気持ちの伝え方、適切なコミュニケーションの取り方を学び、小学生以降では、その日の過ごし方を自分で決めたり自己決定を大切にし過ごしています。それぞれの発達段階や課題に合わせて自分でできることを増やしていきます。

施設の庭の畑で、野菜の種や苗を植え育てています。水をあげて、野菜が育つ様子や収穫を楽しみ、お弁当やおやつの時間にみんなで食べます。自分で育てて食べることを通して、野菜が苦手でも食べることができるようになったり、食への興味や関心も自然と増します。

室内に設置したボルダリングやブロック遊具、トランポリンを使った身体を大きく使う粗大運動と、工作や調理など手や指先を使う微細運動を組み合わせ、楽しくできることで発達を促す支援をしています。