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ファイバーリサイクル

ファイバーリサイクルのイメージ写真

働くことでつながる、人と支援の輪

さまざまな困りごとを抱えた方や抱樸館福岡の入居者が、地域とつながり、
社会参加し働くための「就労訓練」の場として、ファイバーリサイクル事業を行っています。
身近な衣類のリサイクルが、地域の支えあい、国境を越えた支えあいの輪を広げています。

社会とつながり、居場所を見つける

働く目的は、自立することだけではありません。「働くこと」を通して、人と人が助け合うことそのものが、生きていく元気や勇気につながることを実感し、喜びややりがいを感じられるよう、一人ひとりに寄り添って支援をしています。

一緒に働き、関係性を育む

全国から寄せられる衣類を仕分けし、国内外に送り出す作業を、相談支援員とともに行います。一緒に働く中で周囲との関係性を築いていけるように、また働くことに自信をつけていけるよう丁寧にフォローします。

就労支援だけでない、社会課題への取り組み

就労支援だけでない、社会課題への取り組み

ファイバーリサイクルは就労支援のほかに、「パキスタンの子どもたちへの教育支援」、「衣類のリユース・リサイクル」の3つを柱としている事業です。また、災害時には被災された方々に必要な衣類やタオル等を送り出す活動もしています。日常や元気を1日でも早く取り戻してほしい思いで、みなさまから届いた衣類をお届けしています。

支援される側から支援する側へ

衣類を活かして、スラムで暮らす子どもたちの教育を支援する、また被災した方を支援するという活動は、訓練者の方たちの働きによって支えられており、また訓練者の方にとっても働くやりがいになっています。

サービス・支援

就労訓練

生活に困窮する方や、さまざまな事情で心身に不安がある方が、支援や配慮をすることで働くことができる環境を整え、地域で自立して生活し、就労するまでの中間就労として就労訓練を行っています。

ファイバーリサイクルセンターの訓練に通うことで生活のリズムをつくり、衣類の仕分けや海外ヘの送り出し準備、国内販売用衣類の値付けなどの作業を通して、コミュニケーション力をつけます。やりがいや達成感を感じてもらいながら、再び社会に参加できるよう取り組んでいます。

パキスタンの子どもたちの教育支援

カラチ市のスラム地区にある学校「アル・カイール アカデミー」では学費が無料で、現在5,000人をこえる子どもたちが学んでいます(2023年9月時点)。

ファイバーリサイクルセンターは、全国から届いた衣類の約8割をパキスタンやタイに輸出し、現地の協力業者のサポートを受けて小売業者に販売。その売上でアル・カイール アカデミーの学校運営を支援しています。子どもたちの教材や給食、自立のための職業訓練などに役立っています。

国内でのリユース・リサイクル

届いた衣類のうち約2割は国内で販売しています。衣類のリユース・リサイクルの輪を広げるとともに、その売上はパキスタンやタイへ衣類を送り出すための運営資金としています。また災害時には、ファイバーリサイクルセンターから被災された地域へ、衣類やタオルなど必要な物資を送り出しています。

ファイバーリサイクルの衣類は、リサイクルショップ「ゆう*あい」やグリーンコープ生協のキープ&ショップ等で購入いただけます。各生協で衣類の受付も行っています。

対象となる方

長期離職やひきこもり、心身に課題がある方や、精神疾患を抱える方など、すぐに一般就労することが難しい方に向けた支援です。

利用の流れ

グリーンコープの就労支援のフリーダイヤルがあります。もしくは、お住まいの地域の自立相談支援の窓口や役場にご相談いただくこともできます。

  1. 1

    お住まいの地域の自立相談支援事務所に相談する場合、就労支援または就労準備支援の窓口にご相談ください。

  2. 2

    相談支援員とご相談いただき、まずは体験をしていただきます。

  3. 3

    ご相談者が訓練をしてみようと決めたら、再び面談でそれぞれの方に合った頻度や時間などを話し合って決めて、訓練をスタートします。

ファイバーリサイクルの「みんなの日記」

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その他の生活再生支援

家族のこと、家計のこと、仕事や住まいのことなど、複数の困りごとがあっても大丈夫です。グリーンコープの生活再生支援にはさまざまな分野の支援があり、それらが連携しながら、ご相談者を支えます。