
ワーカーだからこその
難しさとやりがい
武田 知樹さん
(ワーカー歴5年/20代) 障がい者(児)支援
- 好きな言葉
- 「驚くことはないすべては経験の一部」
- 趣味
- あえていうなら観葉植物が好き。
成長していく姿を見るのが好きです
福祉の道へと進んだのは、一緒に暮らしていた祖母の影響かもしれないと語る、介護福祉士の武田さん。
利用者さんといる時は同じ目線でまるで仲間といるかのよう。
ワーカーになる前と後で変化はあったのでしょうか。転職経験のある武田さんにお話を伺いました。


家族や自分のことを
一番に考えられる環境
- 武田さんの今の主な仕事内容を教えてください。
-
武田:
利用者さんの日常生活のサポートをしています。食事や入浴などの身の回りのお世話や健康管理、お一人お一人の健康状態のチェックやお薬の管理を行っています。あとは管理職としてスタッフのシフト管理をしています。
- 転職されてきたそうですが、新しい環境に戸惑うことはありませんでしたか?
-
武田:
まず最初に利用者さんもスタッフさんもみんな仲が良くて驚きました。あと、これまでは私用よりも仕事を優先させなければならないと思っていたんですが、ここでは「休みなさい」って言われるんです。最初は有難いと思う一方で申し訳ないと思っていました。そしたら「なんで遠慮するの?申し訳ないと思わないで。休むのはお互い様。私も休みたい時には休むからね」と言われ、本当に一週間くらい職場の仲間で旅行に行っちゃったりするんですよ。(笑)
- 福祉の分野というと、ある種の自己犠牲的なイメージも持たれがちな気がしますが、そうじゃないんですね。
-
武田:
そうなんです。シフトが常に変わるので管理者としては調整が大変なんですが。今の職場(グリーンコープ)に勤めてから自分にも家族ができました。ワーカーズのおかげで、家族や自分のことを一番に考えられるようになったんです。


違いはあっても間違いはない
- ワーカーの働き方については、どう思われていますか?
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武田:
最初からワーカーになろうという志があったわけじゃなかったので、今でもワーカーズが何なのか正直よく分からないんです。ここでは夢は何かと聞かれます。でも自分は仕事としてここに来ているし、そこはワーカー仲間とのギャップを感じています。月に一度のスタッフ会議があるんですが、入ってすぐは意見は言わなかったんです。目立ちたくなくて。そしたら当てられるようになっちゃって。(笑)
- それは、どうやって克服したんですか?
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武田:
「違いはあっても間違いはないんだよ」と教えられたのがきっかけですかね。それからは自分の考えたことをそのまま発言できるようになったと思います。話し合いは大変な面もありますが、一度決まったらスムーズにことが運びますからいい面もあります。「とりあえず、やってみよう」のマインドで、ダメだったらその時また考えればいい。今はそう思えるようになり、自分の意見や考えを伝えることができるようになりました。
- もしご自分でワーカーズを立ち上げるとしたら、どんなワーカーズを立ち上げますか?
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武田:
今の仕事しながらやるかと言われると…難しいですけど。グリーンコープの食材を使用した飲食店ですかね。本当に厳選した良い食材を使っているので、組合員ではない方もグリーンコープを知っていただくきっかけになるんじゃないかなと思います。


あなたならできる、
サポートはみんなでするよ
- 武田さんは現在、管理職をされていますが希望されていたんですか?
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武田:
いえ、現場でしばらく働いてから管理職にならないかと声をかけられて。戸惑いましたね。自分は人前に出てスタッフをまとめたり、中心になって動くというのは苦手なタイプでしたし、やったこともなかったので。
- それでも挑戦した。何かきっかけはあったのですか?
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武田:
ワーカーの先輩から「あなたならできる。サポートはみんなでするよ」と言われたことが大きかったですね。その言葉で、ダメならダメでもいいからやってみようと思えました。実際にやってみると、ひとりで抱え込むというより本当に運営をみんなでやっている感じがしました。ただ管理者になって2年経ちますが、やっぱり現場の方がいいですね。現場で利用者さんと一緒にいた方が自然に体が動きますね。
message武田さんからのメッセージ

ワーカーになりたいとお考えの方へ
私は(転職を経て)2つの世界を知りました。一般的な縦社会の企業では一人の声はなかなか届きません。自分は、性格的にはそっちの方が合っているかもしれないと今でも思います。
でもみんなが横一列で、言ったことが反映される環境はなかなか他にはありません。ここでは「社会的にはこうです」とか「上の人間がこう言った」という理屈が通用しません。些細なことも話し合って決めないといけません。良くも悪くも普通の会社とは違います。当然、外から来ると戸惑うことも多いと思います。でも、それでもワーカーになりたいという方は、最初の一歩を踏み出してみてください。その次の2歩目、3歩目がより良くなるために、私たちがいます。