冬の避難訓練を行いました
12月13日、福祉センター松橋で避難訓練を行いました。 1階のデイサービスゆるりの家松橋から火が出たとの想定で、非常ベルが鳴り響き、2階の事務所に居た笑のメンバーも一斉に駆け下りました。ゆるりの家松橋のスタッフが、消防署への直通電話(専用の赤電話があります!)で通報し、何よりも最優先に行うのは、ご利用者の安全確保。私たちも、ご利用者の手を引いたり、車いすを押したりして誘導に協力しました。 あいにくの雨のため、待機場所は、玄関前の軒下ピロティでした。ゆるりの家のスタッフが、ご利用者のお名前とスタッフの名前を点呼。全員の無事を確認しました。晴天であれば、広い駐車場が避難場所になり、日向ぼっこができたかもしれませんが、この時は気温が低かったので、早々に室内に戻って、訓練を終了しました。 もし、実際に雨天時の非難が必要な事態になれば、別棟の生活介護ちなむが待機場所になる予定です。福祉センター松橋の5事業所は、いつも一体となって、お互いのご利用者を全員で支援してまいります。ワーカーズ産直交流活動
12月7日、トマトとピーマンの料理講習会が開催され、笑のワーカーも参加しました。鳥越さん、前田さん、前田さん、3名の生産者さんも遠路お越しくださり、畑の様子などをお話しくださいました。メニューの中では、トマトを丸ごと放り込んだ炊き込みご飯は、びっくりながらバターの香りが効いて美味しい洋風ご飯でした。ピーマンのジャコ炒めは安心のおいしさ、きくらげとトマトと卵の炒め物も旨い。トマトスープもニンニクの香りを効かせて温まるお味でした。ミニトマトの冷製コンポートも可愛くて美味しい。鳥越さんとお二人の前田さんから、生産のご苦労の様子をお聞きし、温暖化が私たちの命を脅かすまでに来ている(暑すぎて花が落ちる)ことや、「ネオニコチノイド系の農薬を使わない」という基準を守ることがどれほど難しいことか、身に染みて心に響きました。生産者さん、いつも頑張って下さって、本当にありがとうございます。私達にできることは、先ずは買い支える、欠配でも文句を言わない、生産者と気持ちを同じくする、そして、日本の農業を守るという大きな視点に立つ。それらの事が大切だと思いを強くしました。また、店舗や配送で働く仲間と一緒にお料理して仲良くなれたことも嬉しく、収穫の多い2時間でした。床に寝ておられるご利用者の抱え上げ練習
11月の職場会議で床からの抱え上げの手技を研修しました 研修動画で見ると、ご利用者を軽々と膝にのせて、立膝にして抱え上げ、椅子に座って頂くまで一連の動作が流れるように進んでいました。しかし、実際にやってみると、ご利用者役のヘルパーさんを自分の膝にのせた状態で膝を立てることができず、先に進むことができませんでした。でも、きっとコツがあるはず。介護のプロとしては、できるようになりたい、できるはず…と希望を持って、孫を、娘を、夫を練習台にやってみようと、口々に語り合いながら帰宅しました。掲示板で地域の皆様とつながります
福祉センター松橋の入り口には、大きな掲示板があります。 コロナ前には、サロン開催のお知らせが毎月掲示されていて、ご近所様は、開催告知のポスターとポスティングのチラシを見て足を運んでくださっていました。今は、サロンの定期開催が中断していますが、掲示板でのお知らせは生きています。 先週の掲示板は、グリーンコープ生協松橋センターで開催された「グリーンコープ祭り」のお知らせと、私たちの「ノーリフトケア宣言ポスター」でした。 祭りは盛況のうちに終了しましたが、ノーリフトケア宣言の実体化はこれからです。私たちが目指す福祉事業を、地域の方々と一緒に進めていきたいと願っています。 写真の4枚目にあるイラスと壁画は、私たち松橋センターの事業所が松橋駅前にあった時のシャッター面のイラストを転写したものです。原板の作者は当時の松橋高校漫画部の生徒さんでした。漫画甲子園でグランプリを獲得された直後で、シャッター画の作製をお願いしたところ快諾いただき、ペンキで丁寧に描いてくださいました。ありがとうございました。 昔も今も地域の皆さんに愛されていることに感謝し、ますます地域に根差していきたいと決意を新たにする今日この頃です。仲間のやさしさに、泣けた話
先々週木曜のことです。関西に住む娘からのSOS。直ぐに駆けつけたいと考えながら、スケジュール帳とにらめっこ。意を決して、翌日からの3日間、ケアを外してもらえるかどうか…と事務所に電話しました。応答は「え~」ではなく「何とかするから大丈夫。行っておいで」と即答。更に当日夕方のケアも外してくれました。交替要請を受けた皆さんが、きっと快諾してくれたと思います(有難くて泣く…)。夕方の新幹線に飛び乗りました。 4日目の月曜日の仕事はそのままにして「日曜には帰熊します」と伝えていたのですが、なかなか娘宅を離れがたく、月曜朝一番の新幹線に乗るという選択をしました。予定されていた昼のケアには間に合う筈でした。 朝6時に家を出て無事に乗車し、ほっとしたのもつかの間、まさかの遅延(ギャア!)。なんと広島で足止め。ともかく事務所に電話、昼のケアに間に合わないと詫びました。今日は祝日…子供に「急だけど、お母さん仕事行くね」と説明しているかもしれない同僚の姿が目に浮かびます。そもそもサ責さんだってお休みなのです(有難くも、自分の我儘な選択を後悔し、申し訳ない気持ちで泣く…) その後、復旧に時間がかかり(最悪!)夕方のケアまでサ責さんが引き受けてくれました。動き出した新幹線から「何とか18時のケアに駆け込めそうだ」と連絡した時、返ってきた言葉は「ゆっくり休んで。ケアは私にお任せください!」と温かな労り。(もう、有難くて有難くて、また泣きました…) ふくしサービスセンター笑は、そんな事業所です。玄関に掲げられた「笑みそだて、笑みひらけ」の額が今日も私を勇気づけてくれています。笑のみんなありがとう。美味しくて安全な特別食の検討会
誤嚥が心配されるご利用者に「ミキサー食」の指示が出ています。しかし、ご本人は「ドロドロしたのは嫌い、もっと硬いほうが飲み込みやすい」との意思表示。訪問介護と通所介護の調理担当者が一緒に試作検討会をしました。繊維の固い食材にはブレンダーも使いますが、ほろほろに軟らかく煮た芋類は、マッシャーでつぶした方がより美味しく、舌触りのよい滑らかなポテトサラダになりました。魚種によって繊維の固さが違うこともわかりました。 「ミキサー食」と言っても、その軟度段階は様々です。ご利用者ごとに、ご本人の嚥下力と嗜好に応じて、安全でしかも美味しく食事を提供させていただきます。 私たちグリーンコープは「食べることは生きること」を合言葉に、ご利用者の個別支援を大切にしながら、日々工夫を重ねてまいります。 *試作品:肉じゃが、鯛の塩焼き、ポテトサラダ、シイラの煮つけ、卵焼き2種 オクラ、マカロニトマト、白飯の固さ加減 その日のデイの昼食メニューをブレンダーにかけてみる研修・研修でスキルアップ、三角巾にもご注目!
事務所の調理スペースで、今回はA様の担当者が集まって調理研修をしました。A様の留意点を確認しながら実際に調理をしてみて気づくことがたくさんありました。 三角巾にもご注目ください。笑のヘルパーは全員が髪の毛をしっかり覆い、前髪を出したりしません。調理はもちろん他のケアでもキリっと髪を入れ込んで清潔第一にケアをします。 今月の職場研修は、視覚障がい者の同行援護の実習でした。声かけがこんなにも大切だったと改めて思い出し、初心に帰った研修でした。 *タイトルをクリックすると全部の写真が見られます実技研修をおこないました
車いすとベッドの間の移乗動作について研修をしました。 当番のヘルパーさんが下調べをして講師を務めてくれました。 テキストに書かれている基本動作は抱える介護でしたが、私たちグリーンコープの目指す介護は「ノーリフトケア」。ヘルパーは、力で抱え上げるのではなく、ご利用者自身の力を生かし、安全に移乗できるように見守りながらお声を掛けます。ご利用者にとっても私たちヘルパーにとっても安全な、ノーリフトケアの介助方法を皆で研究しました。 ポイントは、ご利用者に体重を支える脚力さえあれば、立ち上がる動作を促す際に、ご利用者自身にしっかりお辞儀姿勢をとっていただく事。上に引き上げるのではなく前への体重移動を促す事。ヘルパーは安全を確保しながら、ご本人のタイミングでの動作をあくまでもサポートする事。 今後も「抱え上げるのではなく、ご本人の持てる力を生かすノーリフトケア」を追求していきます。 講師のヘルパーさんがネット検索で仕入れた誘導方法も紹介され、学びの多い研修となりました。職場会議をおこないました
6/25(火)月に1度の職場会議でした。 会議の中で、ご利用者アンケートに記載されていた、ご利用者やご家族からの返信コメントの紹介がありました。 「なるべく自分でできることは挑戦したいです」 「笑さんが私の元気になっています」 「私は小言が多いけど、聞いてくれてありがとう」 「笑さんは美人ばっかりで大変嬉しい!」 などなど。 お褒めの言葉はとても有難く、ますます頑張りたいと意気込む気持ちが湧いてきますが、まだまだ未熟な私たちであることも自覚しています。(美人も居ますが他で勝負する人もいます…)身を引きしめて、ご利用者の、言葉にならない心の声も聴き取れるように、精進してまいります。 ご利用者様ご家族様、アンケートへのご協力ありがとうございました。