2022-05-16 14:51:48

母の日に寄せて

ある親子を紹介したい。認知症を患ってしまったお母さまとそのお母さまを介護している娘さんのこと。 お母さまは残念ながら言葉が出てこないためご自分から会話をすることは出来ない。でも、周囲の方の会話をよく聞いて笑ったり、私たちの声掛けに小さく頷いたり、返事のように小さな声を出したり、残された能力でコミュニケーションをとられている。 その娘さんはこう言った。「座っている母の膝の上に頭を乗せると、母は私の頭を撫でてくれるんです。」「私の襟元を整えるように、触ってくるんです。」と。心がほんわかとなり、私は故郷を遠く離れて嫁いでしまった事を少し後悔する。「いいなぁ…」とうらやましく思う。 『我が子との時間の共有が出来る親の喜び』と、『大人になっても親の前では子供に戻れる娘の喜び』を感じ合える関係がそこにあり、母が介護される病気になってしまっても、親として接する娘さんのその健全さに私は脱帽する。ともすれば、親子の立場は逆転してしまう状況なのに…。  お母さまの介護度は重度だが施設に入所することなく、とても苦しい時期もあったが、懸命に二人で乗り越えらた。今こうして親子に毎日笑顔があるのは、歳を重ねても親であり、子であることを忘れず、お互いが認め合っているからだと感じる。遠く離れてしまったけれど、私も母とそうでありたいといつも思わせてくれる二人なのだ。「そんな気持ちを教えて下さり、ありがとうございます!」と感謝している。  介護職とはいろんな気持ちを体験できる、良い仕事だなぁ…と思うエピソードです。
2022-04-11 14:17:37

4.嬉しい来客がありました。

ピンポーン!「こんにちわ!」と訪ね人が春の恵みをお届け下さいました。「母ちゃんからありすに持って行けって電話があったとさ」とのこと。3年ほど前までご利用いただいていた利用者様の息子様です。お母さまが旅立たれた後も、時々顔を見せに来てくださいます。春になると、家の前の畑に出てくるふきのとうやふき、たけのこが大好きなお母さまでした。ありがたく頂戴し、みんなでふきを剥き、そして調理スタッフが腕を振るい、美味しくいただきました。いつも明るく訪ねてきて下さり、お母さまの思い出話をして、皆さんに「元気でいて下さいよ!」と声を掛けて行かれます。本当にありがたいご縁です。
2022-04-11 14:16:16

3.新人スタッフです。

今年になり、新しいスタッフが入職しました。当事業所では一番の若手です!笑顔が魅力の優しさがにじみ出る温かい人柄です。その雰囲気が利用者様にも伝わり、すぐに名前をお覚えられていました。余談ですが、この二人、年齢差73歳です。お互いが良い関係を築くのは年の差は関係ないですね^^
2022-04-11 14:15:30

2.春爛漫

満開の桜とチューリップのお花見に出かけました。春の恒例行事ですが、何度見てもやっぱりきれいですね!春の空気と花のエネルギーをたくさん浴びて、今年度も皆さん元気に楽しく過ごしましょう。 おまけ:デイのプランターにもチューリップが赤・黄色・ピンクと整列し、お庭を華やかにしています。朝日を浴びて花もモデルもとってもきれいですね!
2022-04-11 14:13:49

1.育ちました!

4月になり、新年度がスタートしました。 畑の春野菜も日差しが暖かくなるとともに成長を見せています。こうしてみるとグリーンが鮮やかで、とても可愛らしいなぁ…と思いませんか?とは言いながらも、しっかり収穫後美味しく頂きました。
2021-12-24 14:12:16

ありすの家での再会!!

新しくご利用になられた方がいます。かつて働いていた職場での話を聞いていると、「〇〇さんって人おったね!一緒に働いていたと思う。」と一人のご利用者が仰いました。息子様にそのことを伝えると、やはり最後の勤務地が同じと思われるとのこと。当時の写真を持ってきて下さいました。見て頂くと「そうそう!これが私!」と言いながら、当時の同僚の名前を言いながらとても懐かしそうにしておられました。こんな偶然ってあるんですね 30数年の年月を超えて、笑顔の再会になりました。 そんな時長崎でははこう言います。「長崎は狭かね~」って^^
2021-12-24 14:09:51

9周年の催しは・・・

昨年はコロナウイルス感染対策のため、写真を見ながら8年間を振り返るをテーマに静かな周年祭でしたが、今年はボランティアの方々のご協力を頂き、楽しく賑やかにお祝いをすることが出来ました^^ 今年の演目は、三味線の滝先生による演奏会・布の絵本のゆりの会による「笠地蔵」「はらぺこ青虫」「干支のお話」・おばさまーずによる歌や踊りのふれあい劇場・そしてスタッフとご利用者全員による長崎弁ラジオ体操&ズンドコ節体操でした。 (日にちをクリックすると、他の写真も見ることができます。)
2021-12-24 14:04:35

ありすの家、今年12月で9周年

ありすの家は今年の12月で9周年を迎えました! 毎年周年祭はクリスマスシーズンになるために、デイルームはクリスマスのムード満載になります。今年のクリスマスツリーは、長崎らしく「ステンドグラス風ツリー」をみんなで作成しました。一人一人がパーツを作っているときはイメージが難しかったようですが、貼り合わせて立ち上げると「わぁ~、すごいね~」「こんな風になるなんてね!!」と喜びの声が聞かれました。驚きや感激は脳の良い刺激になりますね!
2021-11-04 14:37:44

「きょういく」が大切

お帰りの様子です。 「またねー。また会おうね!」とお互いに手を振りあって挨拶をしている様子は、何度見てもうれしい光景です。「行くところがあるって、いいことよね!」とおっしゃる方がいます。本当にその通りだと思います。昔「お年寄りには『きょういく』が大切」という言葉を老人学の研修で学びました。教育ではありません。「今日、行くところがある」の事です。ここでの皆さんの様子を見るたびにそのことを思い出します。そしてそれは、私自身の未来の目標となっています。
2021-11-04 14:35:19

共に生きるを大切に

デイルームでの様子を紹介します。 10人定員の小規模デイなので、スタッフと利用者様とのコミュニケーションの距離感は心地よい近さがあります。声を掛けたらすぐ振り向ける距離です。レクリエーションでは、利用者様だけがするのではなく、時々はスタッフが一緒に競争もします。若いからと言って、競争に勝てるわけではありません^^ 当法人の理念の「共に生きる」を大切に、利用者様にはもちろん、働くスタッフ同士もともに寄り添い、みんなの色が混ざり合う楽しいデイサービスを目指しています。

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