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●2010年12月15日号
「就業への『助走』としてー。抱樸館福岡入居者10人がグリーンコープ・ファイバーリサイクルの仕分け現場で働きはじめています」
抱樸館福岡の入居者の方10人が先月の24日から福岡市多の津のグリーンコープ店舗センターの隣で、ファイバーリサイクルの仕分けをはじめています。作業現場は抱樸館福岡から徒歩で10分ほどのところにあります。
このファイバーリサイクル事業は社会福祉法人グリーンコープの事業で、仕分け作業は就業に向けての「助走」と位置づけられています。開始にあたっては千葉県にあるNPO法人JFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)から事務局長の西村さんにきていただき、取り組みの意義と仕事内容の説明を受けました。「パキスタンの子どもたちを学校へ」という取り組み趣旨に、みなさんは深く頷かれていました。
その後8人を募集したところ12人の応募があり、最終10人の方を5人づつ2交代で働けるようしました。 古着は11月末までに約3トンが集まっていましたが、作業は皆さんの熱意でハイペースで進んでいます。毎日少しずつ新たに届いているとはいうものの、このままいけば「品不足」に陥りかねない!状況とか…。
※NPO法人JFSAについてはコチラ (新しいウィンドウを表示します)
※グリーンコープのファイバーリサイクルについてはコチラ (新しいウィンドウを表示します)
12月2日には抱樸館福岡経営委員会メンバーが作業現場を見学しました。
グリーンコープ・ファイバーリサイクルセンター の看板が掲げられています |
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整然と仕分けられた衣類の山にみなさん驚かれたようす。 スタッフの佐藤さんの説明に、「もっと古着の回収を組合員さんに呼びかけなければ…」、「古着の販売にあたっては、女性の視点で再度セレクトしていくことも必要かも…」などの感想をもらされていました。 |
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●2010年12月1日号
「散髪ボランティアに応募がありました! ありがとうございます」
福岡市内の理容師 和田さんが応募してくださいました。本当に助かります。早速11月24日に1回目の散髪に来ていただきました。
和田さんはこの道50年のプロです。かつては店を構えられていましたが、今はお弟子さんに譲って、理容師のアルバイトをされています。この日は奥さんと理容師修行中の息子さんと3人で来館され、わずか 2時間半の間に15人の入居者の散髪を手際よくこなされました。
すっきりとなった頭に入居者の方も思わず笑みがこぼれていました。
和田さんに応募の動機を聞きました
この夏に弁護士の山崎吉男先生(大濠総合法律事務所)から「抱樸館で散髪ボランティアを募集している」と聞き、行こうと思っていましたが、なかなか時間がとれず今日になってしまいました。先生は店を構えていたとき散髪に来られており、そのご縁です。
ボランティアというと、皆さん「ほぉー…!」という表情をされます。でも私は特別なこととは思いません。たまたま理容師の資格を持っているので、できる事をやっているだけです。できないことはしません。
なかなか忙しく、ひと月かふた月に一度くらいしか来られそうにありませんが、これからもお手伝いしたいと思います。
和田さんの応募で抱樸館福岡の散髪ボランティアは2人になりました。しかし、入居者数からいうと、散髪ボランティアは2週に一度はお願いしなくてはならない状況です。もし、もっとたくさんの散髪ボランティアがおられると、一人の負担はずっと軽くなります。
そこで、
引き続き、散髪ボランティアを募集したいと思います。
*交通費は負担します。とてもおいしい食事つき!です。
*理容師・美容師の免許をもっておられる方を歓迎します。
*理髪室あります。
*曜日等は、ボランティアの方のご都合に合わせます。
*まずは、お問い合わせください。
TEL092‐624-7771(代表) 担当:田中・青木
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●2010年11月15日号
「入居者の債務問題を解決につなげる『生活再生相談』~広がる支援の輪No.2
「出張・生活再生相談」
抱樸館福岡に入居される方の中には債務問題(借金)を抱えた方が少なからずおられます。自立へ向かうには、まずその借金を解決しなければいけません。そこで抱樸館福岡では2週に1回、グリーンコープ生協ふくおか生活再生相談室から相談員の行岡みち子さんに来ていただき生活再生相談を行っています。
「広がる支援の輪」の2回目は「出張・生活再生相談」を紹介します。
行岡みち子さんに話を聞きました。
◇「出張・生活再生相談」のきっかけは?
生活再生相談はグリーンコープで組合員に限らず一般の方も対象に2006年に設けられました。相談内容としては、ちょっと生活資金に行き詰って借りたことがきっかけというケースが多く、解決策としては単純です。抱樸館福岡入居者の場合はもっと深刻です。担当のスタッフさんが債務問題を抱えた方を伴って何度も生活再生相談室に来られるので、それならこちらから出向こうと出張することにしました。
◇具体的なサポート内容は?
抱樸館福岡に入居すると住所が定まるので、債務がある場合その取立てが始まります。それについて問題を整理して解決の方向性が見えるようするのが私の役目で、抱樸館スタッフと連携してすすめます。法的な手続きが必要な場合は、司法書士や弁護士につなぎます。打つ手はないと思われている方が多いのですが、債務の中にはすでに時効になっているものもあるのです。必ず何とかなります。
◇関わっての感想は?
解決の見通しが立つと、負い目から解放され、皆さんほっとした表情を浮かべられます。ああよかったと私も嬉しくなります。どうしたら役に立てるだろうかと悩むことも多いのですが、それで報われます。相談を受けていると、百人いれば、百の落とし穴があるのだと実感します。順風に思える人生にある日ポコッと落とし穴があり、一度落ちるとそこから這い上がれない・・・。9割ちかくの方は不可抗力だと思います。
入居者の方はさまざまな困難を抱えられています。債務については私、さらに弁護士・司法書士などの専門家が支援します。弁護士・司法書士にも抱樸館に来てもらうようにしています。日常的に伴走されているスタッフさんと私も付き添います。
入居されている方を支援する人の輪は重層的で温かです。そのぬくもりを信じて、もう一度立ち上がっていただきたいと思います。
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●緊急!! 散髪ボランティアを募集します!
就職活動には身だしなみがとても大切ですが、現在散髪ボランティアの方がなかなか来ることができなくて困っています。
免許・資格は問いません。「髪を切るのが好き」という方や、「家族の髪は私が切っている」という方など、どうかご協力ください。
・頻度:2週に1度程度
・理髪室あります。
・曜日は、ボランティアの方のご都合に合わせます。
・まずは、お問い合わせください。
TEL092‐624-7771(代表) 担当:田中・青木
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●2010年11月1日号「抱樸館福岡は満室になりました!」
5月半ばに入居を開始して5ヵ月、全81室は満室になりました。開所からの延べ入居者は100名を超えています。今、生活に困っている方が大勢いるというというこの現実を目の前に、抱樸館の役割の大きさを感じます。
即入居が難しくなりました。これ以降入居を希望される方は、待機せざるをえません。抱樸館のような施設が他にも必要です。
館内では入居者個々人ごとにサポート体制を組み自立に向けて奔走しています。写真は先月の第1回「きずな祭」の1シーンです。祭の最後に全員で「ホウ・ボク・カーン!」と元気よくこぶしを突き上げました。「ここが第二のふるさとだ」と誰もが感じた瞬間でした。このように心に根っこができること、支え合える仲間がいると実感できることが自立への第一歩と思います。
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●2010年10月15日号(2)「10月4日 金芝河(キム・ジハ)さん来館!」
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韓国の著名な詩人・思想家である金芝河さんが4日午後、来館されました。 青木館長が館内を案内。その後、奥田知志さん(NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長、社会福祉法人グリーンコープ副理事長)とホームレス者支援について熱い議論を交わしました。
※抱樸館福岡の看板は金芝河さんの揮毫(きごう)によるものです。
<金芝河さんプロフィール> 本名は金栄一(キム ヨンイル)。1941年、韓国・木浦で生まれる。ソウル大学卒。民主化運動の指導者。2008年に「アジア民衆福岡寄り合い国際会議報告会」で「互恵を前面に、交換を日常に、再分配を準備して」と題する講演を行い、アジア民衆基金立ち上げに寄与した。
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「抱樸館福岡の食事はスタッフの手作りです。おいしい食事で元気を取り戻してもらいたいと思っています」。青木館長の説明に、「そうそう。食事はとても大切だ。お腹いっぱい、とにかくお腹いっぱい食べてもらいなさい」と応える金芝河さん。
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「支援する側をスタンダードにして、ホームレス者を"かわいそうな人"とみなしては間違います。女性や子ども同様に社会的な弱者を中心においた社会がこれから私たちが目指す社会だと思います」。氏の提言に深く共感する奥田さん。
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●2010年10月15日号(1)「地元の方との交流が日常的にはじまっています」
抱樸館福岡の裏庭にはフェンスがありません。川沿いの道を散歩する人がちょっと立ち寄れるように…。
10月初旬の夕方、近所に住む親子が若い入居者とボール遊びに興じていました。とても楽しそう。
「写真撮らしてもらってもいいですか?」
「いいですよ!!」 ということでこの1枚です。
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●2010年10月1日号(4)「9月28日 第1回『きずなコンサート』開催!!」
谷本仰さんを中心とするバンド「ゴーイングホームトリオ」はこれまでもホームレス支援の演奏会を積極的に行い、温かい演奏とメッセージは多くのホームレス者を励ましてきました。 抱樸館福岡で本格的なコンサートは今回のきずなコンサートが1回目。地元など館外のみなさんを含め、約80人が1時間30分、魂をゆさぶられるときを過ごしました。
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「感動しました!!」コンサート参加者からたくさんの感想が届いています
◆40過ぎから一人で働いてコンサートなどに行くことはありませんでした。今は少しの年金で精一杯の 生活をする毎日です。みなさん、死ぬ思いをしたら何でも出来ると思います。がんばって仕事をして ください。(あと10日で70歳のおばあさんより)
◆楽しくてうれしくて、生きててよかったなあと思いました。スタンドバイミーってこんなにステキな歌だった んだ。また聴きたいです。ひとりぼっちにならないぞ!(太宰府市)
◆演奏もさることながら、谷本さんの言葉の一つひとつがずっしりと温かく心に沈んできました。ずっと 続いていくことを願っています。(春日市)
◆学校でもやってほしいです。(教員)
◆私たちを応援してくださってありがとう。愛を持った人たちですね。また来てください。(多の津5丁目)
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●2010年10月1日号(3)「9月17日『第1回きずな祭』が開催されました!」
入居者とスタッフの親交をさらに深めようと、記念すべき「第1回きずな祭」が抱樸館福岡で開かれ、全員で秋の夕べのひとときを楽しみました。
当日は入居者とその家族、NPO法人北九州ホームレス支援機構から応援スタッフも含めて約100人が参加しました。今回のきずな祭は、まず入居者を委員長に実行委員会を組織するところから始まりました。祭りのネーミングから計画・準備の一切を実行委員会が中心になって担いました。
メインはテラスで行われたソーメン流し。切り出しておいた青竹の節を抜き、端材でお箸まで作ってしまった入居者のみなさん。館内ではミニコンサートも催され、「来月もやろうよ」「それは無理では・・・」などの会話も飛び交うほどの盛り上がりをみせました。
「ソーメンを流すには節を抜かなきゃ」 |
「きずな祭は定期的にやりたいね」 |
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●2010年10月1日号(2)「地の塩社さんから寄付をいただきました!」
株式会社地の塩社さんから除菌ジェル20ケースの寄付をいただきました。 ありがとうございます。
また、今年の夏は大変暑く、抱樸館福岡では電気代の節約のためうちわを活用しました。 そのうちわや、日常的に不足しがちなTシャツ、軽い読み物などグリーンコープ共同体、グリーンコープ連合の皆さんにご協力いただきました。 ありがとうございました!
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●2010年10月1日号(1) 「9月3日、韓国ドゥレコープの組合員の皆さんが見学にこられました」
抱樸館福岡にはたくさんの見学者が国内外を問わず来館されます。 9月3日にはドゥレコープ組合員の皆さんが見学に来られました。 感想と韓国のホームレス問題について組合員のお2人に聞きました。
Q.見学しての感想は?
抱樸館は明るくて活気がありますね。今回の研修ではグリーンコープの福祉施設や店舗を見学し、最後に抱樸館を見学しました。これらを通してグリーンコープの精神性を感じることができました。私たちは、今は食べもの中心ですが、グリーンコープの組合員が夢を実現しているのを見て希望を持ちました。 北九州ホームレス支援機構とグリーンコープが出会って地域のネットワークが築かれていることにも感動しました。 |
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麻浦ドゥレ生協の組合員さん (理事、福祉委員会委員長) |
Q.韓国でのホームレス問題はどのように扱われて いますか?
1997年から1998年にかけて金融危機があり中小企業が倒産、大混乱になりました。それ以降、失業者、自殺者が増え、ソウルやプサンなど大都市中心に道端や駅にホームレス者が溢れました。 それから2~3年たって収容施設ができましたが、自立を目的にした施設ではなかったので、ホームレス者の数は減っていません。教会関係者が精力的に食事サービスを行っているようです。 |
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八唐生命サルリム生協の組合員さん (理事、商品委員会委員長) |
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●2010年9月15日号(4) 「9月28日支援コンサートを開催します。入場無料です!」
9月28日、地域の方や支援者と一緒に支援コンサート楽しみたいと計画しています。 開催要領は以下のとおりです。皆さんのお越しをお待ちしています!!
2009年グリーンコープ地域運動 交流集会での谷本さん |
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■日時 9月28日 19時~20時30分 ■会場 抱樸館福岡 食堂 ■出演者 谷本仰(ボーカル/バイオリン) フクヤマワタル(ベース) 原田敏夫(ギター) ■入場 無料! ■問合せ先 092-624-7771(抱樸館福岡・青木)
※谷本 仰(たにもと あおぐ)/プロフィール 1963年生まれ、大阪出身、小倉在住。2005年より日本音楽療法学会認定音楽療法士。 認定NPO法人北九州ホームレス支援機構メンバー。 日本バプテスト連盟南小倉バプテスト教会牧師。 ・音楽活動として、アルゼンチンタンゴ「トリオ・ロス・ファンダンゴス」、サイケデリ ックジャムバンド「ドグラマグラ」等多数のユニットに参加し、昨年3月にはホームレ スエイドCD「ゴーイング・ホーム」を発表。売り上げをホームレス支援金に充てて いる。 |
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●2010年9月15日号(3)「掃除用具の寄付がありました」
株式会社サニクリーン九州さんから3万円相当の掃除用具をいただきました。 ありがとうございました!
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●2010年9月15日号(2)「広がっていく支援の輪」
抱樸館福岡は「抱樸館を支える会」など多くの個人や団体に支えられています。その強力な「連携力」には、時に驚かされ、また明日へ踏み出す勇気をいただいています。手を取り合って動き始めたグループや個人を順次紹介していきたいと思います。
「福岡自立支援居宅協力者の会」
今年7月に発足。会員は福岡市の不動産会社5社(コムハウス、野仲不動産、ワイズプランニング、プロズ、エム・コーポレーション)。利用者が抱樸館福岡を出て地域で生活をする際の物件情報を提供し、入居後も抱樸館と連携してケアに取り組みます。会長の山崎孝徳さん(ワイズプランニング代表取締役)に話を聞きました。 |
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会長の山崎孝徳さん (ワイズプランニング代表取締役) |
◇支援の内容を教えてください 抱樸館から利用者の方が自立される時、まず必要になるのが居宅。私たちの第一の役目は、暮らしやすい住居を適正な価格で提供できるよう、入居者の立場に立って準備することです。その後も管理物件巡回の折などには「特に手厚く」を心がけサポートしていきたいと思っています。抱樸館福岡から自立される方は年間160人ほど見込まれるということで、会員で協力して物件をあたっています。すでに2人に住まい斡旋をしています。 リスクは引き受ける覚悟で留学生への住居斡旋を10年くらい前から始めています。実際のところ大きなトラブルは起こっていません。
◇支援の輪に加わった理由は?
幼児虐待、ホームレス問題、高齢者問題などが頻繁にニュースにとりあげられる今の社会状況には社会人として危機意識を持ってきました。どれもかつては家庭や地域で解決されていたことでした。それが機能しなくなっている現在、新たな仕組みづくりが必要です。例えばパーソナルサポーターといったような―。 ホームレス問題にはこれまで「自己責任」で片付けられてきました。競争社会である以上必ず敗者は生まれます。それに対して自己責任一辺倒では解決しません。私たち大人はこうした現実から目をそらさないで、応分に責任を負うべきだと考えています。
◇今の思いは…?
この4月に「抱樸館を支える会」の設立総会にお招きいただきました。会場は約300人で溢れ、その熱気に圧倒されました。安心・安全な食べものを開発し、それらを通して助け合いの地域をつくっていく、そうした理念を共有している人たちがこんなにおられるのだと正直びっくりしました。分野は違いますが、私たちも安心して暮らしていける住まいと環境を提供していくことで、一緒に歩んでいけると思います。
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●2010年9月15日号(1)「若い方も多く相談に訪れています」
抱樸館福岡に利用者の入居が始まって4ヵ月が経とうとしています。マスコミ等で大々的に報道された影響もあり、8月半ばくらいまでは入居を希望される方や施設を見学される方が引きも切らず、また電話相談は昼夜を問わずという状況で、その対応に追われました。
その中で私たちスタッフが驚いたのは、若い相談者が多いということでした。20代30代の若者たちが憔悴しきってここを訪れ、私たちと生活をともにするようになっています。彼らは50代、60代の方たちとは異なり、大人になる過程ですでにつまずきを経験している場合が多く、問題の根深さに私たちも考え込んでしまう状況です。同世代の彼らの言葉に、まずは真摯に耳を傾けることから始めたいと思っています。 |
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「求人」「セミナー」「資格」のさまざまな案内を掲示しています。 |
一方で抱樸館福岡は今年の猛暑も乗り切り、ようやく一息ついているところです。9月28日には地域の方や支援者と一緒に支援コンサート楽しみたいと計画しています。開催要領は改めてご案内します。皆さんのお越しをお待ちしています!!
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●2010年7月1日号「ホームページを開設しました!」
日本の困窮者支援のあり方に一石を投じたい。そんな私たちの思いが詰まった「抱樸館福岡」が開所して、はや2ヶ月が経ちました。わずか2ヶ月間ですが、その間にも本当に色々なことがありました。各種セミナーも始まっています。ボランティア活動の体制も整いつつあります。入居者の皆さんは相談員と二人三脚しながら就職活動に励んでいます。中には、既に就労開始となった方もいらっしゃいます。
本日、抱樸館福岡のホームページがオープンしました。この「抱樸館だより」のコーナーでは、こうした抱樸館福岡の日常、ちょっとしたエピソードや相談員の奮闘ぶりなど、この場所で日々起こっている様々な出来事を定期的にお伝えしていくつもりです。
抱樸館は年齢に関係のない学び舎であり、過去に捉われることのない求職活動の場であり、傷ついた体を休め、今一度明日への活力を養うための休息の場であり、そして何よりも、家族から、地域から、職場から、そして社会から、一度は断ち切られてしまった「絆」を、もう一度結びなおすための場所としてあります。
抱樸館福岡のことを知ってください。そして、是非そうしたつながりの輪の中に加わっていただければと思っております。どうか、よろしくお願いします。
今日のランチ
抱樸館福岡では、専用厨房で調理された栄養満点のメニューを3食提供しています。6月30日お昼のメニューは「蒸しガレイ、白あえ、味噌汁、ごはん」+お漬物でした。調理のポイントは、魚の臭みを消すためにお酒を使っていることだそうです(厨房主任より)。
肉料理、魚料理が絶妙のバランスで並びます。 |
毎食お漬物が付きます。 |
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