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●2014年12月15日号 クリスマスカフェのお誘い
今回は、生活相談員の市丸が担当します。
街中もクリスマス一色ですね。
ここ抱樸館福岡もクリスマスの飾り付けを行いました。
引っ越した元入居者の方、入居中の方とわいわい言いながら、食堂をきれいに飾り付けました。
12月19日(金)はいつものカフェさんぽみちがクリスマスバージョンとなります。
今年のクリスマスカフェでは、職員バンドでクリスマスソングライブを行います!
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【日時】
12月19日(金)
カフェオープン 14:30~16:30
演奏 14:45~
【カフェメニュー】
コーヒー(ホット・アイス)
コーヒーフロート
ココア(ホット・アイス)
カルピス(ホット・アイス)
すっきりぶどう(微炭酸)
全て100円 お菓子付きです
クリスマスお菓子も準備中!
サンタさんも登場します!!
是非お時間ある方はお越しください。お待ちしております!
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●2014年12月1日号 ボランティア部活動報告~その5
11月1日(土)第6回きずな祭が開催されました。
職員、入居者、自立者はもちろん、ボランティアや地域の方など、たくさんの方が関わり、一緒に創りあげたお祭りでした。その一部を紹介したいと思います。
●きずな祭カレンダー
毎月開催しているパステル画教室の作品をカレンダーにしました。
どれも素敵な作品ばかりで、選出するのにとっても苦労しましたが、優しいカレンダーができました。毎月カレンダーをめくるのが楽しみです!
●川柳
きずな祭にむけて「出会い・ふれあい・わかちあい」というテーマで作品募集を行い、入居者や自立者、ボランティアの方からたくさんの応募をいただきました。
応募された作品は、それぞれの想いがこめられていて、思わず涙が出そうになる作品も・・・
作品は、書道の先生に一つひとつ書いていただきました。ありがとうございます。
●生け花
前日にボランティアと一緒に準備しました。
あきびんに紐をまきつけ、マスキングテープで飾りをつけて花瓶を作りました。
きずな祭当日、館内を華やかに演出してくれました。
●カフェさんぽみち
今回で144回目を迎えました。
メニュー表やお楽しみクジの作成など、みんなで手作りしました。
今回は、ステップアップ(共同作業所)の商品とコラボして、ドーナツセットを販売しました。
他にもたくさんお伝えしたいことがあるのですが、とても書ききれません。
たとえば川柳の展示ひとつにしても、企画者、応募された皆さん、その作品を書いてくださった書道の先生、金賞作品にと掛け軸を提供してくれた方、展示を手伝ってくれた方々と、たくさんの方が関わって実現しました。
抱樸館福岡を通して、たくさんの方々とつながっていることを実感した一日でした。きずな祭の楽しい思い出が、また明日から頑張ろう!という元気の源になっていれば、とも思います。
また来年も、皆さんときずな祭を開催することができますように。抱樸の輪がさらに広がっていきますように。そのための努力を続けていきたいと思います。
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●2014年11月1日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その7
~抱樸館で働いて感じたこと~
今回は、生活相談員の大橋が担当します。
こんにちは 抱樸館福岡 相談員 大橋です。
○11月1日は抱樸館福岡毎年恒例の「きずな祭」大盛況でした。
ご協力いただいた皆様、お疲れ様です。たいへんありがとうございました。
私は、焼肉の会計担当で注文をさばくのにてんてこ舞いで、ステージの紅白歌合戦で原山さん(抱樸館スタッフ)の「麦の歌」のギター伴奏を引き受けていましたが、伴奏者がおらん!と一時、会場が騒然となったとのこと。始終多忙でしたが、たくさんの方々と出会えて本当に充実した一日を過ごさせていただきました。感謝、感謝!
○「継続は力なり」。困窮者支援、ジョギング、ギター、犬の散歩、人生、続ければ続ける程、力が増すようです。飲酒に関してはそんなことはないようです。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
○ペシャワール会 中村 哲さんの講演会に参加しました。医師として根本的に水を確保しなければならないとアフガニスタン南東部山間地で井戸を160本掘られた方です。もちろんそこには電気なんかありません。江戸時代前の水準の生活をされているが、戦争に加わるよりも、三度三度のご飯が食べられる、家族と一緒に暮らせる、水が作物を育ててくれ労働があるという本当の幸せがあると感じました。
○幸福度世界一デンマークのような政策を日本でも、老後のために貯金なんて必要と感じない、税金は未来のための投資だから当然であるという政策、特に自動車取得税は100%など、用途に応じて累進課税を進め、貧富の差を無くす税制を福岡市から、県、国へ届かないか考えています。
○最近、「ユマニチュード」イヴ・ジネストさんは魔法の力を持っている、「ホ・オポノポノ」ヒュー・レン博士も、オーストラリアのアボリジニも、イエス・キリストも、誰でも使えうる不思議な宇宙の力を信じるようになりました。第六感は携帯電話・パソコンによって衰えていくと、そのせいにして全くのパソコン不精なので困ることが多々あります。 トホホ…。
○ありがとうございました。今後とも、みなさまどうぞよろしくおねがいします。
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●第6回「抱樸館福岡 きずな祭」のご案内
~「きずな祭」は抱樸館福岡を通して出会ったみんなで創りあげる お祭りです~
「抱樸館福岡 きずな祭」も、今回で6回目を迎えます。抱樸館福岡を立ち上げたばかりで、まだいろいろなことが整わず大変だった時期に、「みんなの想いを確かめ合い、ひとつにしてのり越えていこう!」という想いで、第1回目のきずな祭を開催しました。それから5年近くが経過し、すでに600名を超える方々が、抱樸館福岡を卒業しています。
今年も「きずな祭」に集い、「決してひとりではない」ということをみんなで確かめ合いましょう!
館内ステージでは、地域のみなさんによる日舞やフラダンスなど楽しい催し物が目白押し!抱樸館福岡食堂自慢のおいしいメニューもたくさん準備しています。ファイバーリサイクルセンターの衣料販売も見逃せませんよ!
どうぞ、ご家族揃ってご参加ください!
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開催日時:11月1日(土) 11時30分~15時30分
開催場所:抱樸館福岡(福岡市東区多の津5丁目5-8)
お問い合わせ:抱樸館福岡 (TEL 092-624-7771)
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案内チラシ(地図あり)はコチラ (pdf:394KB) |
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●2014年10月15日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その6
~抱樸館で働いて感じたこと~
今回は生活相談員の藤田が担当します。
ギュゲスの指輪という思考実験をご存知でしょうか。
昔読んだ哲学者プラトンの『国家』という本のなかにでてきました。
ギュゲスの指輪は、使うと自分の姿を完全に消すことができる伝説上の指輪です。
『国家』の中に、その指輪をめぐって以下のような主張があったと記憶しています。
「人は周囲の人からの良い評判がほしいから悪事を働かないだけであって、ギュゲスの指輪をもし持っていたら(悪事が全く露見しない状態であったなら)、自分の利益を求めることを最優先して、悪事を働かないということはありえない。」
詳細は覚えていませんが、このような内容だったと思います。その一見すると荒唐無稽な内容が、とても印象に残っています。
みなさまはどのように感じられたでしょうか。
もし絶対に悪事が露見しない、という条件があれば、「自分の利益を求めて、他人のことを気にせず悪事を働く」でしょうか。
…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─……─…─…─…─…─…─…─…─…─…─……─…─…
私は、最近は「他人の心配はせずに、自分の身は自分で守らないといけない」という世の中の風潮であるような気がしています。
そうでないと誰も守ってくれないからです。もちろんすべての世帯ではないですが、不景気のため給与は下がり、非正規雇用の人は増え、消費税は上がり、生活は大変になってきています。「他人のことをかまっている余裕はない」「自分のことは自分でする、他人は頼らない、頼れない」ということが私のまわりではよく言われているように感じます。
また、気を許せば他人に利益を奪われてしまいます。たとえば「オレオレ詐欺」や「LINEの乗っ取り詐欺」などもそうだと思います。他人を心配するとその善意につけこまれて、お金を騙し取られる。もはや自衛は自己の責任であると考えられていると言えます。そして、それは同時に「他人は心配するものでない」ということも意味しています。
ただ、それでは今の社会や福祉は変わらないと思います。
ホームレスが生まれる社会。住むところを失うまで困っても、まわりに相談ができない社会。
抱樸館のもととなっている「抱樸」という言葉についてはこちらの由来をぜひ一度お読みください。
「樸を抱く」という考え方は、その抱きとめる荒木の棘によって傷つくことをいとわない、つまり他人のために自分が傷つくという考え方です。
これは、冒頭の主張や、今の時代の流れからは考えられないことかもしれません。
ただ、そうすることによって、身近なところから一人一人が少しずつ考えを変えていけば、社会は変わっていくのではないかな、と思っています。
その先頭に抱樸館福岡は立ち、社会を変えていきたいと思っています。
社会福祉法人グリーンコープと協働して抱樸館福岡を運営している「NPO法人北九州ホームレス支援機構」はその活動の25周年をH26年7月に迎え、名称を「NPO法人抱樸」に改めました。
ホームページはこちらです。どうぞ今後とも、よろしくお願いします。
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●2014年10月1日号 ボランティア部活動報告~その4
抱樸館福岡では、NPO法人抱樸 ボランティア部の福岡支部を組織し、入居者や抱樸館福岡から自立して地域で暮らす卒業生の仲間づくりや生きがいづくりを目的として、様々な活動を行っています。
ボランティア部の10月の活動予定と、9月の活動の様子についてご紹介します。
★10月のボランティア部の活動予定です
10月3日(金)
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
コーヒーフロートやっています!寒くなったら終わりかも?お早めにどうぞ!
グリーンコープの「すっきりぶどう(微炭酸)」、「すっきり甘夏(微炭酸)」もあります。
10月10日(金)
手しごとボランティア 13時~ 抱樸館福岡1階食堂にて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
10月11日(土)
ゴーイングホームデー NPO法人抱樸が主催するイベントに参加します
※ 「であい・ふれあい・わかちあい」をテーマに、抱樸を通じて出会った仲間と1年ぶりの再会です。参加報告をお楽しみに!
10月17日(金)
パステル画教室 13時~ 抱樸館福岡1階交流スペースにて
※ 文化祭に向けての作品づくりを行っています。作品は、11月のきずな祭(抱樸館福岡)、多々良文化祭、12月の津屋支部文化祭にて展示予定です。
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
10月24日(金)
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
10月31日(金)
生け花・抹茶教室 13時~ 抱樸館福岡1階食堂にて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
今月は料理練習会はお休みします。
一緒にボランティア部を盛り上げてくださる方、歓迎です!
お問い合わせは抱樸館福岡(Tel:092-624-7771 担当:竹尾)までお願いします。
★ ボランティア部9月の活動報告
カフェさんぽみちで「白玉あずき」を提供しました
9月19日カフェさんぽみちで提供した「白玉あずき」です。
当日10時から、カフェのメンバーで心をこめて、手作りしました!
だんご粉と、豆腐を混ぜて作っています。
この日は、パステル画教室のボランティアさんや、館の見学にきていた専門学生さんも来店。外は小雨でいまいちな天気でしたが、皆の笑顔で明るいカフェさんぽみちでした★
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●2014年9月15日号 スタッフを紹介します~その43
職員紹介の第43弾です。
9月1日付で抱樸館福岡に配属されました、遠竹(とおたけ)と申します。
今までは、グリーンコープ連合にて商品開発・管理業務、グリーンコープ生協おかやまにて配送業務、グリーンコープ生協ふくおかにて組合員拡大業務を行なっていました。
これから、抱樸館福岡では相談員という立場で業務に携わらせていただきますが、今までに経験のない分野ということで、入居者の皆さんや地域の方々と交わることで、自分自身がさらに一皮剥けることができるよう、少しでも早く力をつけていきたいと思っています。
とは言えまだまだ分からないことだらけですので、相手の気持ちを理解し、丁寧に接していくことを心掛けていきたいと思います。 |
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学生時代からの趣味はトロンボーン。地域の社会人オーケストラで演奏しています |
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●2014年9月1日号 ボランティア部活動報告~その3
抱樸館福岡では、NPO法人 抱樸ボランティア部の福岡支部を組織し、入居者や抱樸館福岡から自立して地域で暮らす卒業生の仲間作りや生きがいづくりを目的として、様々な活動を行っています。
ボランティア部の9月の活動予定のお知らせと、8月の活動の様子についてご紹介します。
★9月のボランティア部の活動予定です
興味のある方はぜひ一度参加してみませんか?
一緒にボランティア部を盛り上げてくださる方、歓迎です!
お問い合わせは抱樸館福岡(Tel:092-624-7771 担当:竹尾)まで
9月5日(金)
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
コーヒーフロートが大好評です!
グリーンコープの「すっきりぶどう(微炭酸)」、「すっきり甘夏(微炭酸)」も提供中です。
9月12日(金)
手しごとボランティア 13時~ 抱樸館福岡1階食堂にて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
9月13日(土)
料理練習会 10時~ 地域の公民館にて
今回のメニューは「カツカレー」
参加費400円です。事前申込みが必要です。
参加希望の方は上記までご連絡ください。
9月19日(金)
パステル画教室 13時~ 抱樸館福岡1階交流スペースにて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
9月26日(金)
生け花・お抹茶教室 13時~ 抱樸館福岡1階食堂にて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
★ボランティア部8月の活動報告
8月8日(金)、NPO法人抱樸が主催した夏の追悼集会に参加してきました
これまで路上で亡くなられた方を追悼する集会が、北九州市の勝山公園で行われました。抱樸館福岡からも、入居者、卒業生、職員、ボランティアあわせて16人が当日の準備・運営に参加しました。
まずは抱樸館北九州へ向かい、集会でふるまう焼肉弁当の準備を手伝いました。
その後、勝山公園にて追悼集会に参加。引き取り手もなく亡くなった方々を想い、黙祷・献花を行いました。
集会では、NPO法人抱樸の奥田理事長より、「何があっても生きましょう」「生きていれば笑える日がきます」との力強いメッセージがありました。
その後乾杯をして、焼肉弁当をおいしくいただきました。抽選会やスイカ割りなども催され、子ども越冬隊(※)によるカキ氷や、豚汁も振舞われました。
今後も抱樸館北九州との連携や交流の機会を増やしていき、お互いの活動を理解し、励ましあいながら、ともにホームレスを生まない社会を目指して活動していけたらと思います。
※子ども越冬隊は、子どもを中心としたボランティアで、越冬隊の活動を通して路上生活者の方々との交流を行っています。
追悼集会には、たくさんの人が参加しました |
みんなで協力しながら作った焼肉弁当を、追悼集会で食べました |
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●2014年8月1日号 ボランティア部活動報告~その2
抱樸館福岡では、NPO法人 抱樸のボランティア部の福岡支部を組織し、入居者や抱樸館福岡から自立して地域で暮らす卒業生の仲間作りや生きがいづくりを目的として、様々な活動を行っています。
ボランティア部の8月の活動予定のお知らせと、7月の活動の様子についてご紹介します。
★ ボランティア部8月の活動予定
興味のある方はぜひ一度参加してみませんか?
一緒にボランティア部を盛り上げてくださる方、歓迎です!
※ 台風など、天候によっては中止となることもあります。お問い合わせ下さい。
お問い合わせは抱樸館福岡(Tel092-624-7771 担当:竹尾)まで
8月1日(金)
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
この日は特別に、手作り冷やしぜんざいを販売しました!
8月22日(金)
生け花・お抹茶教室 13時~ 抱樸館福岡1階食堂にて
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
大好評のコーヒーフロートは夏季限定? ぜひお試しください!
グリーンコープの「すっきりぶどう」、「すっきり甘夏」も提供中です!
8月29日(金)
カフェさんぽみち 14時半~ 抱樸館福岡1階食堂にて
ぜひ涼みにきませんか?
★8月8日(金)、「NPO法人 抱樸(旧 NPO法人北九州ホームレス支援機構)」が主催する夏の追悼集会に参加します
これまでに路上で亡くなられた方の追悼式が、北九州市の勝山公園で行われます。抱樸館福岡のボランティア部からも準備・運営に参加します。
詳細、お問い合わせはこちら
★ボランティア部7月の活動の様子
パステル画教室の一場面です。
今月は、『天の川』をテーマに描きました。
参加者はボランティア、入居者、卒業生、職員あわせて10名ほど。
そろそろ地域の文化祭や抱樸館福岡きずな祭に出展にする作品づくりにも取り組んでいきます!
気持ちを集中させ、思い思いに表現します |
個性豊かな「天の川」の作品が並びました |
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●2014年7月15日号 「チーム多の津」の一員として、地域のソフトボールリーグに参加しています!
今回は生活相談員の久保が担当します。
今年度より、抱樸館福岡から私も含めた4人のスタッフが、地域交流の一環として町内のソフトボールチーム「チーム多の津」に参加しています。
「チーム多の津」は前年度まで活動を停止しており、今年度に再結成しました。選手登録25名のチームです。勝ち・負けに拘らず、全員が楽しむことをモットーに活動し、多々良校区の全10チームが集って4月から9月にかけて全18試合をこなすリーグ戦に参加しています。
ここまでの成績(7月中旬現在)は…まだ1勝しかあげられていませんが、良い雰囲気です。
個人的には、もともと趣味で野球をしており野球が好きなこともあり、地域の皆さんとなかなか交流する機会がないので絶好の機会と感じ参加を決めました。チーム内では若い方に入るので、若々しく活気を与えられる活躍をしていきたいです。
抱樸館のことを知ってもらう、逆に地域のことをもっと知る良い機会として、これからも交流を深めることを念頭に置いて活動に参加していきます。
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●2014年7月1日号 ボランティア部活動報告~その1
抱樸館福岡は、社会福祉法人グリーンコープがNPO法人 抱樸(2014年7月にNPO法人北九州ホームレス支援機構から名称変更)と協働で運営しています。
抱樸館福岡では、NPO法人 抱樸ボランティア部の福岡支部を組織し、入居者や抱樸館福岡から自立して地域で暮らす卒業生の仲間作りや生きがいづくりを目的として、様々な活動を行っています。
今月より、そんなボランティア部の活動をご紹介します!
第2金曜日:手しごとボランティア
社会福祉協議会が行っている切手の整理ボランティアや、抱樸館を支える会の会報発送作業のお手伝い、入院している卒業生や入居者へ贈る折鶴や動物マスコットの作成などを行っています。
第3金曜日:パステル画教室
ボランティアさんに来ていただき、パステル画の描き方を教えてもらっています。出来た作品は、地域の文化祭や「抱樸館福岡きずな祭」で展示されたり販売されたりします。
第4金曜日:生け花・抹茶教室
ボランティアさんより、ミニ生け花の作り方を教えてもらいます。花を生けた後は、お抹茶の作法を教えてもらい、お茶のひとときを持ちます。生けた花は各自の部屋に持ってかえったり、館内に飾ったりします。
第2土曜日:料理練習会
校区の公民館をお借りして行っています。みんなでメニューを決めて料理し、会食します。入居者・卒業生の中には、元料理人の方や、料理が得意な方もおり、料理のコツを教えてもらえます。「みんなで食べるとおいしい」「家でもやってみたい」といった感想が聞かれています。
毎週金曜日:カフェさんぽみち
入居者、卒業生、職員、ボランティアで運営しているコミュニティカフェです。最近は夏メニューとして、コーヒーフロートを出しています。季節に合わせた企画を実施することもあります。地域の方も大歓迎です!
その他、NPO法人 抱樸が北九州で行っている募金活動や炊き出しに参加したり、イベントの応援に行ったりしています。
興味のある方はぜひ一度参加してみませんか?
一緒にボランティア部を盛り上げてくださる方、歓迎です!
お問い合わせは抱樸館福岡(Tel092-624-7771 担当:竹尾)までお願いします。
今後、毎月初めの抱樸館だよりで、ボランティア部の予定もお知らせしていきますので、ぜひチェックしてくださいね。みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
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●2014年6月15日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その5
~抱樸館で働いて感じたこと~
抱樸館福岡のスタッフがこれまで出会った方々、出会いを通じて考えたことについて不定期でお送りしているショートエッセイ、第5回をお届けします。今回は生活相談員主任の大山が担当します。
6月2日に梅雨入りした、ここ九州・福岡。福岡市内の小学校では早くも熱中症で倒れる児童が相次いでいるとのこと。猛暑の予感に戦々恐々としている、都会の暑さになかなか慣れない南国育ちの大山です。2回目の登場です。
さて、抱樸館福岡はその名のとおり福岡県福岡市にあるのですが、入所者のみなさんの出身地はさまざまです。北は北海道から南は沖縄まで、さまざまな地域の出身者がさまざまな人生行路をたどったのち、ここ抱樸館で生活しています。出身地ではありませんが、中国経由で福岡に来たという方もいましたし、遠く南米大陸にゆかりのある方もいました。
入所者で一番多いのはやはり九州出身者でしょうか。かつては工業都市・北九州市の後塵を拝していた福岡市ですが、いまや人口約150万人、「州都」といわれるまでに成長し、九州および西日本各地から労働力を吸い上げています。その結果というわけではありませんが、入所者の方からの聞き取りでは、「福岡なら仕事があると思って来た」「福岡の知人から仕事を紹介された」といったフレーズをよく耳にします。また、私が抱樸館福岡で出会った方々のほとんどが日雇い労働や派遣労働などの不安定雇用を経験していました。たとえば、私が聞き取りを担当したある方は、「仕事がなくなって、気がついたら住む家もお金もなくなり、家族もいなくなった」と語りました。労働規制の見直しや雇用の柔軟性といった議論がされ始めている今、こういった悲劇は不安定雇用に限った話ではなくなってくるでしょう。「生活困窮状態」と書くと遠い世界のことに思えますが、いわゆる普通の労働者にとっても、実はすぐそばに迫っている現実だったりするのです。
6月4日の政府発表では、生活保護受給者数が216万人と過去最多を記録しました。生活困窮者や生活保護受給者に対する風当たり・偏見がさらに強くなるのではないかと危惧します。
私は抱樸館の理念を「人間は人間を見捨てない」ということだと理解しています。自身の雇用や経済状態でさえ不安定な時代に、他者への思いやりや想像力を要求するのは酷なのかもしれません。しかし、自らの雇用や生活について見つめるその視線の先には、必ず他者の存在や社会の在り方があると信じ、この問いを投げかけ続けていきたいと思っています。
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●2014年6月1日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その4
~抱樸館で働いて感じたこと~
抱樸館福岡のスタッフがこれまで出会った方々、出会いを通じて考えたことについて不定期でお送りしているショートエッセイ、第四回をお届けします。今回はアフターケア・シェルター相談員主任、福村の担当です。
一年ちかくまえ抱樸館福岡にこられた方のはなしです。
足が悪く入院しているが退院したあとの行き先がないという病院からの相談でした。病院に出むき面談をし、一階の居室でならということでうけいれました(一階は基本的に女性室です)。
抱樸館にこられて別の病院を受診しました。その際に患部をみせてもらい驚きました。左足のふくらはぎの部分がなく骨がみえるほど内部が露出していました。医師によるとまれにみる大きな悪性腫瘍である、内臓への転移もあり予断を許さないとのことでした。そのような人がどうして路上にいたのか、どうしてそのまま放置されていたのか疑問に思いました。
本人の話では、仕事場に寝泊りしていたが足の状態がわるくなり退職、そのまま路上生活となる。お金がないため病院を受診せず酒をのんで痛みをごまかしていた。福岡市内の路上生活者の巡回相談をしている相談員(巡回ふくおか)から病院受診をうながされ、一度病院を受診したが、その病院では対応できないと言われ、別の病院を受診した。その際も、処置をしてもらっただけで、どうぞおかえりくださいと言われたところ、みかねた別の科の医師が入院させてくれたとのことでした。しかしその病院にも長くはおれず、患部はそのような状況でありながら退院せざるをえず抱樸館へ相談があったのでした。
まれにみる悪性腫瘍のもちぬしが入院もできず、また路上にかえされることが福岡でも実際にあるということに驚き、怒りを感じました。巡回相談員と出あわず、わたしたちとも出あわなければ、この方は路上でこの悪性腫瘍をかかえたまま命をおとす可能性もありました。どうしてそうなる前に相談しなかったのだろうとも思うのですが、家もなく金もなく満足に動くこともできなくなったときに、またどこにどのように相談すればいいかもわからないときに、この方には他にとりうる道がなかったのだろうと思います。この方は幸い別の病院にうつられ、左足を切断したものの、現在は義足の作成にむけ治療にとりくんでおられます。
とうてい抱樸館福岡だけでは担いきれない対応が数おおくあります。いろんな機関との連携のむずかしさを感じながら日々の仕事についています。
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●2014年5月15日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その3
~抱樸館で働いて感じたこと~
抱樸館福岡のスタッフがこれまで出会った方々、出会いを通じて考えたことについて不定期でお送りしているショートエッセイ、第三回をお届けします。今回は経理担当スタッフ 原山の担当です。
「抱樸館を支える会」って知っていますか?とFさんに声を掛けたのは1年ほど前でした。Fさんはその時から毎月欠かさず賛助会費の千円を持って来られます。「これ位お返しせんとね」と言われて・・・。
Fさんが抱樸館福岡に入所したのは2010年のクリスマスイブでした。
身に着けているもの以外は一切持っていない方でした。髪は伸び放題、お歳より10歳以上老けて見えました。着替えを準備することから関わりが始まりました。
読み書き計算が苦手なことに気付いた相談員に誘われて、地域の中学校で開かれている「読み書き教室」に通い、自分史プログラムにも参加されるようになって、学ぶ楽しさが体から感じられました。
生活保護の申請、年金調査などを経て、軽い知的障がいも判明したので療育手帳取得の手続きをしました。病院に連れて行くと、過酷な野宿生活のせいでしょうか、たくさんの病も見つかりました。口では言えないくらい困ったことがあったとFさんは言われました。
それでも体をうごかすことが好きなFさんは、箱崎公園のウォーキング・ランニング、キャッチボール部、地域清掃、料理練習会、農業体験など抱樸館のプログラムに参加して、北九州ホームレス支援機構の募金活動まで行かれました。ハウスクリーニングやグリーンコープのファイバーリサイクルセンターでの就労訓練も熱心にされました。
そして、「何でも参加すると勉強になる」と言われるのでした。
地域での生活に移る時には、施設のお試し入所を経験して、抱樸館の近くに一人住まいをすることを選ばれました。退所に際して、ひらがなのしっかりした字で転居の抱負を書かれています。現在、障がい者作業所に通って仕事をして生活をされています。
身ぎれいで職人刈りの短髪がよく似合っています。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
4年前、開館当時は若くて経験の無かった相談員たちも、今では伴走型支援のエキスパートに成長しています。
Fさんのように抱樸館福岡にさまざまな困難を抱えて入所された方一人ひとりに寄り添い、向かい合い、話し合って、その方に必要な福祉施策など社会的資源の情報を学び、見極め、手探りで開拓して地域での生活を取り戻す手助けに奔走する姿を4年間見せてもらいました。
抱樸館福岡の盛り上げ係原山は、相談員が気持ちよく働けることを願って業務に携わっています。
「原山さん、元気しとるね!」
電話や来館する卒業生からかけられるねぎらいの言葉を喜びとしながら・・・。
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●2014年5月1日号 抱樸館福岡は食事を大切にしています
今回は、相談員の樋口より抱樸館福岡の食事に関してレポートさせていただきます。
抱樸館の食事は、そのほとんどがグリーンコープの生産者・メーカーのみなさんから提供していただいている食材です。豆腐、卵、味噌、調味料、納豆、パン、漬物、梅干、練り製品、季節の野菜、果物、調理品等々・・・。ただただ感謝です。
当然、これらの食材で調理された三度の食事は、入居者にとって一番の楽しみのようです。ここには「食材」「調理スタッフの心遣い」「ゆったりと食べられる空間」の三拍子が揃っています。
数あるメニューの中で私の一押しは手作りコロッケ。今の季節はじゃがいもコロッケですが、3月までは里芋、それも親芋のコロッケでした。これが実においしいのです。是非とも抱樸館福岡の見学がてら食べに来てください!!(本末転倒でした)
※ 抱樸館福岡の見学をご希望の場合は、事前のお申し込みが必要です。 まずは、下記までお電話ください。
見学申し込み・お問い合わせ:抱樸館福岡 092‐624‐7771(担当:瀬崎)
見学料: 見学者1人1000円(昼食・カンパ込み)
見学について詳細はコチラ
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●2014年4月15日号 「手しごとボランティア」始まりました!
相談員・竹尾のレポートです。
「手しごとボランティアは何をするんですか?」
呼びかけに応えて参加された人の第一声でした。
これまで、抱樸館福岡卒業生の「えにしの会」が月に1回、社会福祉協議会が行っている使用済み切手の切手きりボランティアに参加して、車いすを贈ろうと取り組んでいましたが、切手の在庫が無くなり当面休止となってしまい、新たなボランティアを模索することになりました。
「手しごと」は誰でもいつでも座ればできることを意味します。
4月11日はその事始めでした。
入院をされている方へお見舞いの折鶴を折ることと、以前から作っていた紙の手提げ袋に、動物や花など手作りのゴム印でハンコ押しをして仕上げることを行いました。これはグリーンコープのファイバーリサイクルショップ「ゆう*あい」で使っていただきます。
折鶴折りは手始めに普通サイズの色紙を使って練習として数羽仕上げ、その日に開かれたカフェさんぽみちのテーブルを飾りました。
袋のハンコ押しは隅の方に押す人、大胆に図柄を作る人、それぞれの個性が出て面白い作業だったようです。リサイクルショップ「ゆう*あい」のどんなお客さんがこの手提げ袋を持ってくれるのかと想像することも楽しいひと時になったと思いました。 |
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「手しごとボランティア」第1回の風景 |
始まったばかりですが、今後は地域の団体とも連携しながら「手しごとボランティア」を続けていきたいと思っております。
紙袋にハンコを押し、思い思いのデザインに仕上げていきます |
「ゆう*あい」マークのハンコを押して、完成! |
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●抱樸館の庭に今年も桜が咲きました
抱樸館福岡の開所に際して地域の方々に頂いた桜の樹。 5年目を迎える抱樸館のあゆみにあわせて年々大きく育ち、今年もたくさんの花を咲かせてくれました。
地域の方も「咲いとったねぇ」と、いつも気にかけてくれています。 これからも大事にしていきますので、抱樸館に立ち寄られた際には是非ご覧になってください。
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2014年4月1日撮影 |
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●2014年4月1日号 ボランティアサークル「葡萄(ぶどう)」さんによる健康教室が開催されました
相談員・竹尾のレポートです。
まずは、一人ひとりの体脂肪率や骨密度をチェック! |
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生活再生にむけて、その基盤となる「健康」。
それを支える取り組みのひとつとして、福岡女学院看護大学のボランティアサークル「葡萄」さんによる「健康相談会」が毎月1回のペースで行われています。毎回数名の入居者・卒業生が、健康にまつわる不安や悩みを相談しています。
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今月は、講義形式で「健康教室」を開催、「葡萄」さんから食生活についてのお話をしていただきました。参加者は、入居者、卒業生あわせて20名弱。
講義の前に、まず健康測定が行われ、一人ずつ体組成計で、体脂肪率や骨密度をチェック。
測定結果から危機感をもった方や、まだまだいける!と自信をつけた方など、反応は様々。
生活習慣病にならないためには、バランスのとれた食生活が重要であること、朝食をしっかりとることの大切さなどを学びました。
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看護大学の先生と学生さんのお話を聞いて、 改めて食生活の大切さを実感しました |
講義終了後は、「青汁は体にいいのか?」「1日2食は問題ないか?」など質問が出て、食生活の意識改善がなされたようです。講師の先生や学生さんとコミュニケーションをとる姿も見られました。
ボランティアサークル「葡萄」のみなさま、ありがとうございました。
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●2014年3月15日号 スタッフを紹介します~その42
職員紹介の第42弾です。
2014年2月3日付けで抱樸館福岡の職員となりました大橋です。福岡絆プロジェクト(※)に所属し、2年と4ヵ月半抱樸館福岡の事務所に間借りさせていただいていました。プロジェクトは昨年の3月末で終了しましたが、少しでも皆様のお役に立てたらと思い、抱樸館福岡の相談員として舞い戻ってきました。今後ともどうぞよろしくお願いします。(・。・)
※ 福岡絆プロジェクト 2010年11月15日から2013年3月31日まで、福岡市で取り組まれた国のモデル事業。 ホームレス状態の人や困窮孤立者に伴走しながら、個別に継続的・包括的な支援を行うパーソナル・サポート・サービス
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●2014年3月1日号 スタッフを紹介します~その41
職員紹介の第41弾です。
2014年2月3日付けで抱樸館福岡の職員となりました伊藤と申します。
2月1日まではグリーンコープ生協ふくおかの職員として配送業務や組合員拡大業務を行っていました。2012年は買い物困難者への移動販売事業として、「みんなのお店 元気カー」での移動販売を通して、いわゆる「買物弱者」と言われるような地域の方々と触れ合う業務にも携わっていました。
今回、24年間勤務した生協での人との触れ合いをさらに別の分野で発揮したいという思いで抱樸館福岡での勤務となりました。
抱樸館福岡での勤務も1ヵ月が経過して、館内の雰囲気にも慣れてきたところです。入居者の方や他の職員の方も皆さん優しくて、皆さんに助けていただきながら業務を覚えているような状況です。早く業務を覚えて、入居者の方々から信頼していただけるような相談員になりたいです。入居者の方々のお話を出来るだけお聞きして、ゆっくりでもいいのでお力になれればと思います。
これからもよろしくお願い致します。
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●2014年2月15日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき…その2
~抱樸館で働いて感じたことー若者を苦しめる「普通」という価値観~
不定期でお送りしている、各相談員がこれまで出会った方々、出会いを通じて考えたことについてのショートエッセイ、第二回をお届けします。今回は生活相談員の藤田さんの担当です。
抱樸館福岡には、お年を召された方が入ってこられることが多いのですが、若い方も少ないながらもおられます。未成年の方も、20代の方もおられます。
ここに来られる理由はさまざまです。家族との関係が悪くなり、家を追い出される方もおられますし、仕事を失い住むところがなくなる方もおられます。
Aさんは、親との関係が悪くなり、家にいられなくなって、去年抱樸館福岡に入居されました。それから一生懸命に仕事を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。今は若い方でも、仕事の数が減り、全員がもれなく仕事を見つけることは難しい世の中です。短期の仕事に就くことは何度かあったのですが、長く安定して働ける正社員の仕事は今のところ見つかっていません。
彼は、高校を卒業してから、まだ一度も正社員で働いたことはありません。彼に対して私のもった印象は、少し人見知りをするので、確かに最初、人に受け入れられにくい部分はあるのですが、うち解けてくるととてもまじめで、まわりに気を配れる優しい人でした。特に仕事を探す上で問題があるようなことはなかったと思います。
ある日、彼と話をしたときのことを覚えています。
彼は自分自身に対して、焦りを感じているようでした。
私が「仕事がなかなか見つからないが大丈夫か」と聞いたとき、彼は「同年代の人は、とっくに大学を出て、初任者研修が終わり、そろそろ一人前に仕事をしだすころだが、自分はまだちゃんと働いたこともない。もう普通の人生が送れなくなってしまう。どうしたらいいだろうか。このままで大丈夫なのだろうか」と不安を語りました。
私は、彼の言うことが感覚としてよくわかりました。私も、大学時代に就職活動がうまくいかない時期があり、自分がいわゆる「普通」でなくなってしまう、取り残されてしまう恐怖を非常に感じるということがあったからです。
社会では、一般的には「普通に」大学にいき、「普通に」就職活動をして、「普通に」終身雇用をうたった企業に就職し、定年までその企業に勤めることが「普通」だとされます。今は、昔と同じように全員が仕事につける時代ではないのに、です。どこかで少しでもつまずくと、「普通」から外れ、それは悪いことだと責め立ててきます。
いえ、正確に言うなら、責め立ててくるのは社会ではなく、むしろその人自身である場合があります。その社会の価値観自体が、若者に、自身に内面化されていることが多いからです。一度「普通」から外れてしまえば、自分はもうだめだ、まともな人生は送れないと思う。何度か若い人の話を聞く機会がありますが、私も含め、そんな人が多いように感じます。
夢や目標、生きがいをもって生きるよりも、「負け組にならないように」「普通から外れないように」、そんな恐怖感に捕らわれながら、若者たちが生きているのだとしたら、この国の将来は決して明るいものとはならないのではないでしょうか。一度捕らわれた「普通」から外れたとしても、もう一度、何度でも、立ち上がり、自分なりの「幸せ」を掴みとるために歩みだせる、そんな社会であってほしいと思いますし、今の否定された気持ちでいる若者たちに、そうではないと伝えていきたい。
Aさんと話していて、そんなふうに感じたのでした。
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●2014年2月1日号 パステル画教室で花の絵を描きました
相談員・竹尾のレポートです。
今日のパステル画教室のテーマは「花」。 思い思いにさざんかの花を描きます |
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1月17日(金)抱樸館福岡では、「NPOたいようの虹」さんがボランティアで教えてくださる、毎月恒例のパステル画教室が行なわれました。
抱樸館から入居者、職員、卒業生あわせて7名ほどが参加しました。
今回は、ハートの型をつかってお花を描きました。入居者のIさんが摘んできてくれたお花がモデルです。
パステルを網で削り、その粉を塗って描いていきます。
同じ型をつかっていても、それぞれ違った雰囲気の絵ができあがりました。
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できあがった絵は、毎回抱樸館福岡の交流スペースに展示しており、小さな美術展のようになっています。展示された絵を見て、コピーがほしいと言われることも!
今年は地域の文化祭への出展も考えています。
来月はどんな作品がうまれるのか?
とても楽しみです!
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参加者それぞれの個性が光る作品ができました |
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●2014年1月15日号 抱樸館福岡スタッフのつぶやき・・・その1
今号より、不定期で各相談員がこれまで出会った方々、出会いを通じて考えたことについてのショートエッセイをお届けします。
第一回目は生活相談主任の大山さんです。
樸(荒木、とげとげした原木)を抱きしめる――きれいに加工された木材でなく、あえて原木の荒々しさを受け入れるという覚悟、それが抱樸館福岡の真髄であり、社会から必要とされている理由でもあります。
重い病気を抱えているSさんは、身体の一部を切断するしかないと医師に宣言されましたが、ずっと拒絶していました。タバコをふかしながら空を見上げ、「空がきれいだなあ」とつぶやいたりするかわいいところもある方ですが、必死に説得にあたる私も、「あなたはバカですね。あなたの言うことは聞きませんよ」と言われてしまいました。もう死んでもいいと考えていたのかもしれません。
若くて立派な体格のIさんは抱樸館福岡の卒業生で、ときおり来館しご飯をここで食べているのですが、短気で入居者といさかいを起こすこともしょっちゅうです。職員は彼と入居者の間にはいり、トラブルを収めます。最後には「もう来ないよ!」と吐き捨てて帰っていくのです。些細なことで何度もトラブルを起こし、そのくせ何かあれば抱樸館を頼ってくる彼に対し、「何でそんな人を支援し続けるのか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、Iさんの「過去」――家族に棄てられたこと、施設をたらいまわしにされたこと――に目を向けたとき、「もうここには来ない」と何度も言いながら、最終的には抱樸館を拠り所とする彼に対し、また別の見方ができるのかもしれません。それはいかつい外見とは裏腹に、埋めようの無い寂しさを抱えた若者の姿です。
傷ついたり、悪態をつかれたり。それでもわれわれ職員は現在だけでなく過去にも目を向けながら、諦めずに、あるいはしつこく入居者や卒業生の人生に関わろうとします。それはなぜでしょう。思うに、抱樸館福岡は生活困窮者や社会・家族から棄てられた方々の「ホーム」(故郷・家族)になろうとしているのです。たとえどんな人であろうとも、人間としての尊厳を持って人生をまっとうしてほしい、そしてそのためには帰る場所、「ホーム」が必要なのだという信念です。そういう意味では、ここ、抱樸館福岡は人間の尊厳を回復する場所であるのかもしれません。
最近の風潮として、勝ち残ること・結果を出すことが過剰に求められているように感じます。取り残される人、生きづらいと感じる人も増えていくでしょう。そうした方々がいつか社会から切り離されたとき、抱樸館福岡は「ホーム」として手をさしのべます。だからこそ、甘い、青臭いといわれても、職員は人間や社会に対する希望を揺るぎなく持ち続け、理想を掲げ続けます。理念とともに、そういう人としての“熱さ”こそが人間を救うことができると信じて。
ところで、「ホーム」を築くためには、“あえて”ぶつかりあい、体験を共有して濃密な時間を積み重ねる必要があります。幸い(?)にも、抱樸館福岡では毎日のようにさまざまなハプニングが発生しています。対応に追われる職員は息つく暇もありませんが、関係性(家族関係)を築くのにはもってこいの場所なのかも……。
今日もまた、Sさんのわがままに振り回されて一日が過ぎていきます。へこたれそうになったときには、意識して“熱い”思いが冷めないように心に火をともします。「わがままを言える存在」、それこそが家族なのですから。
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●2014年1月1日号 抱樸館福岡の館長の瀬﨑より、新年のご挨拶を申し上げます
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別なご高配を賜り、まことに厚く御礼申し上げます。
昨年12月、青木前館長が「くらしの困りごと相談室」(福岡県生活困窮者自立促進支援モデル事業)所長に就任することとなり、後任として抱樸館福岡の館長に就任いたしました、瀬﨑と申します。これまでは副館長として、ホームレスの方々、生活に困窮し地域で孤立している方々の自立支援に携わって参りました。このたび館長の大役を仰せつかることとなり、身の引き締まる思いでおります。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
私は長く、社会学という学問を学んできました。個別の人々が集まって、そのつながりが社会を形成するという見方、社会という大きな入れ物があって、その中に人々が投げ込まれているという見方、社会学において社会というものの見方は大きく二つに分かれるのですが、いずれにせよ、社会学とは、人がつながり(「絆」)の中で生きている、生きざるをえないとして、そのつながりのあり方を研究する学問です。すでに100年も前の社会学者によって、直接的な原因を超えて、人と人との結びつきが弱まると、自殺が増えるというとても有名な研究が発表されています。ひとりであることが、人間から生きる力を奪うというのです。
抱樸館福岡のたちあげから考えると5年間、抱樸館が開所して、副館長として過ごしてきた3年半、本当に多くの方たちと出会い、ともに過ごしてきました。そしてそのほとんどは、そうしたつながりが断たれた方々でした。人間らしく生きるために。つながりを取り戻すために。新館長として、決意を新たに取り組んで参ります。
さて、新しい年が明けました。ご承知のとおり、生活困窮者自立支援法、改正生活保護法が昨年12月に可決、成立しました。昨年4月には障害者自立支援法が障害者総合支援法として施行され、介護保険は2015年度の施行に向けて制度改革が進められています。社会が大きく変わろうとしています。いま、この時期において、つながりの総体としての社会において、私たちは何を選択し、何を理想とすべきなのか。労働市場の構造的問題、地域の問題、障がいを背負った方々の生きかたの問題、高齢者の問題、家族の問題、若者の問題・・・。抱樸館福岡には、いま私たちの社会が直面している多様な問題が、ハウスの、そして「ホーム」の喪失というかたちで、先鋭化して現れています。抱樸館福岡の館長としての使命のひとつは、この抱樸館福岡から社会に向けて、いま起こっていることを、傷つきホームを失った方々の想いを、伝える、発信することにあります。そして、私たちがどのような社会を選び取っていくべきなのかを考えるきっかけとなり、こうありたいと考える社会、つながりのあり方を提案していくことにあります。軋轢(あつれき)を乗り越え、他者を知り、助け合いながらともにいきる社会か。バラバラになった個人が、それぞれの覚悟において、争いながら生きる社会か。私は前者でありたいと願っています。そのために、抱樸館福岡のことを、もっと知って頂きたいと思っております。
どうぞ、みなさま、本年もより一層のご支援を賜りますよう、スタッフ一同心よりお願い申し上げます。
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