認知症サポーター養成講座の講師を務めました
今年も認知症サポーター養成講座の開催依頼を受けて、佐世保中央高校へ出向きました。今年度の受講者は7名。10代から60代の幅広い年齢層の方々でした。人前で話をする、それも少し高い壇上でとなるとなかなか慣れないもので、真剣な眼差しにドキドキしながら話をさせてもらいました。受講を終えた方々が、これから認知症の方と出会った時、手を差し伸べて支援に繋げることができたら嬉しい限りです。佐世保中央高校は、希望者があったらまた講座開催を予定したいとのこと。一年に一度くらいならこの「ドキドキ」も、ちょっとした刺激になっていいかもです。(日付けをクリックすると他の写真を見れます)ユニバーサル研究会主催の福祉機器展に今年も全員で参加してきました!!
今回のテーマは「どんどん外出するための環境作り」。外出に絞った体験型勉強会です。4つのブースをグループで順番に体験していきます。「外出のための離床介助」体験では、今社福グリーンコープで取り組んでいるノーリフトのブースもあり、スライディングシートやボードでベッドから車いすでの移乗や、移動サポートロボットハグで立位を支援し、そのままポータブルトイレへの移乗など体験しました(これは別の機器展でも体験済)。「スロープ・手すり」体験ではアシスト車いすや介助用、自走用の車いすで、勾配の違うスロープの上り下りの負担感の違いの体験や「玄関・車いす」体験では、段差を乗り越えるための昇降機など実際に体験しました。どんどん外出するための環境づくりを少し学んだので、これからもっと活かしていきたいし、福祉用具や機器は進歩が速いので、毎年このような機器展には参加したいねとみんなで話したことでした。新米ケアマネ奮闘記その1
こんにちは!ケアプランセンターさせぼ新米ケアマネの溝上です!入社してあっという間の一か月、初めての業務や聞き慣れないケアマネ用語に悪戦苦闘の毎日を送っているところです。まだまだわからないことが多い中でも、少しずつ少しずつ点が線となり、「そういうことね!」と学びになり知識がついてきているのは確かです。そして初めての担当利用者様を受け持つことになり、さっそく走り出しています。身の引き締まる思いですが、一人で抱え込まず優しい先輩たちにしっかり頼りながら頑張っていきたいです。さて、本日はえくぼさんで訪問介護について学ぶ機会をいただきました。ヘルパーさんは単独での業務が多いですが、よりよいケアを提供するためには一人の力ではなく、チームプレーが要となることを学びました。皆で気付きや学びを共有して、同じ方向を向いて援助に当たることは、職種は違えどケアマネジャーにも求められますね!今回研修の機会を設けてくださったふくしサービスセンターえくぼのワーカーさんは皆さんとても優しくほんわか系で、ご利用者さんにも優しく温かいお手伝いをされていることを実感した一日でした!福祉用具展示会に行ってきました!!
クローバーさせぼさんが主催する展示会に佐々町まで出向きました。福祉用具の展示会は、いつも何かしら獲得するものがあるので、楽しみな私たちです。さて、今日は3つご紹介しましょう。 一つ目はシーホネンスの特殊寝台。特徴は脚上げ機能。脚上げの高さが業界最高の45度。背上げの時の前ずれ防止につながり、脚先は下がらず、水平になるため、むくみ解消効果が期待できる。また頭部も30度前に倒れるので、まっすぐ人の顔が見える。また付属品の尖足防止のマットも付けることができるとのこと。単位数(3モーター700単位) 二つ目は、移乗サポートロボットハグ。ベッド上のみの生活をしている方にはうってつけ。法人で進めようとしている抱えない介護をサポートする一つとなると思いました。特徴としてスリングシートが要らない、誰でも簡単操作。人が立ち上がるときの軌跡を表現しており、この移乗サポートロボットにまかせることができれば、介護者はどれほど楽になるか。ご本人にとっても、残った脚力を最大限に活用できる。ベッドからポータブルトイレへの移乗時に大助かりと思われる。脱衣介助も簡単にできる。(1800~2000単位)三つめは、階段昇降車いす。実際に乗っている管理者は、「怖かった」との感想。操作をする人に練習が必要のようですが、自宅に階段がある方がデイを利用するために階段下まで降りるときに、実際利用している例を伺いました。でも単位数が目が飛び出るほど高かった!(6000単位)楽しく体験し大いに学んだ体験会でした。タクティールケアをご存じですか?
タクティールケアとは、手で相手の背中や手足をやさしく触れることで、痛みや不安を和らげるスウェーデン発祥のタッチケアのことです。4月の私たちの「えくぼほっと倶楽部」で、ぜひこれをやってみたいと希望があり、にわか仕立ての担当者4名が、ユーチューブを見ながら学び、練習を重ね、私たちの背中をやさしく触れる方法を教ええてくれました。 人はやさしく触れられると、幸せのホルモン(オキシトシン)が出るのだそうです。触れられながら、手のひら全体の感触、ぬくもり、強弱等感じながらお互いにタクティールケアをし合って「ああ!気持ちいい」「すっきりするね」等言う言葉がどの人からも出たのにはびっくり。みんな、幸せな気持ちになったひとときでした。私たち介護の現場でも何か効果がありそうな気がします。新しいケアマネジャーさんが入職しました!
ヤッホー!です。2年ぶりに新しいケアマネジャーさんが入職です。平均年齢がぐっと下がりました。古参のケアマネたちは、彼女をしっかりと、でも優しく育てていこうと張り切っています。では、溝上さんから一言どうぞ!! 「4月から新しくグリーンコープケアプランセンターさせぼに仲間入りしました溝上です。これまでずっと介護の現場で働いてきました。ケアマネジャーとしては新人なので、不安いっぱいですが、ワーカーの皆さんの『一緒に頑張って行こう』という言葉がとても嬉しく、グリーンコープの理念である『共に生きる』という言葉が根付いていると感じました。これからは人としてもケアマネジャ―としても成長し、皆さんの地域での暮らしを手助けできるよう頑張っていきたいです。これから、どうぞよろしくお願いします。」地域包括ケア会議
先日、地域包括支援センター主催の地域包括ケア会議に3人で参加してきました。今回の参加者は、地区の生活支援コーディネーター、介護支援専門員、小規模多機能ホーム職員、市役所の保健師などでした。各地区の生活支援コーディネーターの活動状況の報告の中で新しい「ちょこっと駐車場」の話がありました。佐世保市は、階段や坂道が多く車の入らないお宅も多々あります。「ヘルパーさんに来てほしいけど、駐車場がないから断られた」「本当は少し手伝いたいけど、駐車場がないから買い物を置いていくだけになっている」など自宅での支援を希望しているのに、支援が受けられない人に空いた駐車場のマッチングをしてくれるサービスの提案でした。空いている自宅駐車場をお持ちの方も、駐車場がなく訪問に困っていた私たちにも“WiNWiN”で嬉しい社会資源を考えていただきました。 今回のケア会議は、フェイスシールドを付けて、久しぶりに熱気を感じられた会議で楽しかったです。2月に初釜を行いました(えくぼほっと倶楽部第2回目)
2月12日(日)にえくぼほっと倶楽部第2回目を開催しました。前回のようにグリーンコープの商品をみんなで試食する試食会と合わせて行いました。グリーンコープの有機抹茶と、宇治の生八つ橋とゆずピールを味わいました。えくぼには、茶道を長年やっているワーカーさんがいますので、2人に登場してもらい初釜をおこないました。このお二人には着物を着ていただき、実際の初釜のしつらえに協力してもらいました。写真をご覧ください。雰囲気あるでしょう!流派は違うお二人ですが、抹茶をいただく私たちは自由に。もうみんな、非日常の雰囲気にまったり。お茶を点てたい人は、茶筅でカシャカシャを習い、グリーンコープの抹茶の味を堪能しました。先生お二人が言われるには、お茶をやってよかったことは、日常の所作が美しくなることだそうです。今日は私たちワーカーたち茶道と着物にぞっこんとなりました。高齢者虐待防止についての研修会に参加
2月2日、佐世保市長寿社会課主催の「高齢者虐待防止ネットワーク検討会」の研修にリモートで参加しました。 法律事務所の弁護士さんから第1部 「高齢者虐待の現状と経済的虐待の意義」「滞納問題と経済的虐待」について、第2部「滞納と経済的虐待」についてお話がありました。経済的虐待とは、「本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人の希望する金銭の使用を理由なく制限すること」。具体的には、介護者や親族などが、日常的に使用するお金を不当に制限する、生活に必要なお金を渡さないなどです。関わるご利用者の中で該当しないか思い浮かべながら聞きました。虐待と思われる場面に遭遇した場合は、事実を具体的に記録に残し、行政や地域包括支援センターに迅速に相談することが重要と学びました。滞納に関しては、ケアマネージャーは直接関わることはありませんが、滞納問題の背景には経済的虐待が潜んでいることを理解し、発生した場合は滞納原因をなるべく早く突き止め、関係事業所と連携して対応していく事、また契約書の点検や分割払いの書式の準備なども必要であることを学びました。地域に支えられて
若年性認知症でも一人暮らしを頑張られていたAさん。ゴミ出し日を間違えたり、家の入口がわからなくなったり。でも炊飯器ではなくケトルでご飯を炊いたのにはさすがに驚きました。とても上手に炊けてましたが、大好きなラーメンが食べたくても今度はお湯が沸かせなくて等々・・・。 介護保険のサービスやご家族の力だけでは足りない部分が少しずつ増えてきて、地域の生活支援コーディネーター(SC)を介して見守り支援を相談しました。すると地域サロンに参加している方が中心となり、サロン参加の誘いやわからない時の声かけ等支援してくださいました。2ヶ月程経過してグループホーム入所が決まり報告をしたところ、SCさんより、“実は、自分達より若い認知症の方にどのように接して支援すればいいのかわからないと相談があっていました。そして、認知症サポーター養成講座開催のきっかけ作りに繋がりました。短い期間でしたが、Aさんとの関わりで地域の方は認知症への関心が芽生え、認知症を学んで役立てたいという気持ちになられたようです。”と感謝の言葉がありました。デイサービスでも癒し的な存在で、Aさんの利用日は穏やかな時間が流れていたとのこと。 私も担当ケアマネとしてAさんに関われたことに感謝です。穏やかでいつも明るく笑顔のAさん。これからは誰かが側にいて不安が少なくなると思います。そしてまた、周りの方を笑顔にしてくれることでしょう。