オーラルフレイルの学習会をしました
11月26日の土曜日、えくぼサロンのご利用者を対象に、オーラルフレイルの学習会をしました。講師は、圏域の清水包括の宮野保健師です。 「オーラル」とはお口の中のこと、「フレイル」とは虚弱という意味だそうです。年を取ってくると口の周りのささいな衰え感じませんか?むせる、こぼす、柔らかいものばかり食べる、口が乾く、においが気になる、歯が少ないなど、いろいろと思いあたることがありますよね。年だからと放っていませんか?このささいな衰えを感じた時に、歯科受診を定期的に受けて予防、改善していきましょうというお話でした。奥歯が1本ないだけで、噛む力が半分になり、転倒しやすくなるとのこと。ドミノ倒しのように身体の全体がフレイルになって要介護の状態にならないように予防していきたいと強く感じました。「たかが口の中のこと」ではないのですね。改善策として、唾液腺のマッサージ、虫歯予防、歯周病予防の方法も教えていただきました。いつもサロンの中で行っている口腔ケア体操の意味がよく分かったと、皆さん納得されていました。 宮野保健師さんが魚釣りのレクリエーションも用意して下り、みな魚釣りを楽しみました。その様子は日付をクリックしてみてくださいね。えくぼサロンで宮川氏作品展開催中
宮川晃さんという91才の方の折り紙作品展をえくぼサロンで開催しています。 サロンの近くにお住まいで、折り紙を指導するのが大好きな男性です。圏域の包括支援センターの職員さんからお話があり、作品展の場所にえくぼサロンを1か月お貸しすることになりました。5月には銀行の中のスペースで作品展を行ったそうです。 サロンの利用者さんたち、サロン横の銀行のATMに待つ人たち、小学生など見ていかれます。包装紙で作った見事な鍋敷き、提灯、手提げ、コマ、箸置き、クリスマス用の飾り、等々あって、どれもこれも素敵です。好きな作品はお持ち帰りもOKで、だんだん作品が減ってきています。91才の高齢でも、自分の好きなことができるって素晴らしいですね。ちなみにデイサービスなど行きたくないのだそうです。むしろ、介護施設で折り紙を教えているとか。いろいろなサービスをいれて、その方の生活を暮らしやすくしていくのがケアマネの仕事と思いがちですが、こんな応援の仕方もあるなあと思いました。11月いっぱいで終了です。皆さん、見に来てくださいね。ワーカーズで試飲、試食会を行いました
ワーカー全員がグリーンコープには加入しているものの、グリーンコープの商品の良さを知っているかなというと、そうでもなかったりしている私たち。では、それぞれのお勧めの商品を紹介して、試食や試飲をしてみようと、県北地域で始めてみました。3ケ月に1回程度の頻度ですが、今回は「ノンホモ牛乳」と「卵」。担当は商品の準備やミニ学習会の準備等を行います。牛乳は市販の物との飲み比べを行いました。参加したワーカーほとんどがノンホモ牛乳を利用していましたが、伝える言葉として「おいしいよ」だけではないものを、学習しました。①まず殺菌温度が違う。72℃15秒殺菌は有用な菌を残す。②カルシウムもたっぷり③脂肪球を砕いて均質化していないので生乳に近い味⑤ビンでおいしさキープ そして体の組織を作る力が高くなっている運動の後の30分以内に飲むと、効率的に筋肉を増やすことができることも学びました。「卵」についてはゆで卵として試食。①飼料が違う。98%が国産。②通風の良い解放鶏舎でゆったり飼育③無洗卵で届けているので、菌の進入を防ぐクチクラ層が破壊されない。安心な卵であることを再確認しました。今日の試食会は、久々のワーカー同士の対面になり、みんなと楽しい時間を共有できたことが何よりでした。次回は2月です。何を食べてみようかな?嬉しいお手紙をいただきました
9月の末に急に担当することになったY様。老健入所中で、もう特養の申し込みもしているとか。このまま特養に入所させるのは早いような気がすると、老健のN生活相談員がY様の娘様に「1か月ほど、自宅でお母さんを見ませんか?」と提案されたことがきっかけとなり、娘様は1か月仕事を休んで、お母様の介護をしようと決心されました。福祉用具貸与、ショートステイ、訪問介護のチームで、Y様を支えました。介護が初めての娘様です。おむつの当て方は、どんなおむつがいい?移乗はどうすれば?もうどんどん電話が入ります。訪問介護のT管理者が指導にはいり、特に下剤の調整がうまくいかず、便失禁があったときなど、大活躍でした。朝から晩まで一日中お母様と向き合った娘様から1か月後嬉しいお手紙が届きました。ご本人の了解を得ましたので、ご紹介します。「母とは40年ぶりの同居で、介護に不慣れな私を気遣う優しさ、本来の母らしさ、忍耐強さにもたくさん触れることができました。昔話にも花を咲かせて泣いたり、笑ったり、歌をうたったりしたことも良き思い出となりました。おどけたり、笑顔もいっぱい見せてくれました。コロナ禍でなかなか面会ができないことを危惧しての在宅介護選択でしたが、母とのかけがえのない日々を過ごすことができ、本当に良かったと思っています。ひとえに私をサポートしてくださった方々のお陰だと思っています。ありがとうございました」桜の花が咲く季節に、もし、またお家に帰ってこられたら、サポートしたいねとチームで話しています。グリーンコープ「すまいる有福」周年祭をお手伝いしました
10月16日快晴のもと開催されたグリーンコープ「すまいる有福」の周年祭に、ふくしサービスセンターえくぼの皆さんと一緒に参加してきました。開設10周年に感謝を込めて、てんぷらの試食会や野菜等のあおぞら販売、くじ引きなど楽しい雰囲気のイベントで、子供連れの若い家族連れが多く来られていました。私たちは、福祉相談コーナーを担当しました。若い人が多いためか、相談にはつながることはありませんでしたが、外に出てサロンの案内や居宅支援事業所のパンフレットの配布、ヘルパー募集の声かけができました。今回声掛けを行ったことで、もしこれから福祉の事でこまったことがあれば、佐世保にはふくしサービスセンターえくぼやケアプランセンターさせぼがあることを思い出してもらい、なにかお手伝いができればと思いました。また初めて福祉系ワーカーズと生協系のワーカーズが、周年祭の取り組みを通して出会えたことは、小さな一歩ながらよかったなと思いました。紙パンツ試着体験レポート第2弾
今回は、「寝る前に尿取りパッドに200ccの水を浸み込ませ、紙パンツを装着して一晩寝る」というシチュエーションで行いました。(事務所にあるものを使いました)ケアマネA:その状態で2~3時間ソファに座っていたが、気持ち悪くてたまらず、寝る前に取ってしまった。紙パンツだけで休んだ。ケアマネB:水を浸み込ませたら、重くて「みつばちハッチ」のような恰好。もこもこして取りたい気分。そのままふとんに入ったが、眠れなくて1時間半で断念して取り外した。ケアマネC:一晩決めた通りのシチュエーションで寝た。尿取りパッドが膨らんで、まるで大きなカステラを股の間にはさんでいるかのよう。仰臥位で寝ると、パットがもこもこし寝にくいので側臥位で寝た。朝起きて椅子に座っても落ち着かない。姿勢悪くなるなと思った。たっぷりと尿を含んだまま歩いたら、そのままストンと床に落ちるのではと想像した。まとめ:またまたすごい感触の体験となりました。ご利用者さんたちは、不満も言わず、毎日この尿取りパッドやおむつに対応していると思うと、偉い!と思ってしまします。慣れてくるのだと思うこともできますが、それでも装着することでのメリット、デメリットをよく考え、利用者の感触を想像できるケアマネになりたいと思います。「おむつをしているのだからその中にしなさい」と声をかける家族がいますが、排泄の自立支援のためにはトイレへの誘導を心掛けたいと思いました。知っとってノート(佐世保市独自)ができました
佐世保市は、自分の体の状態や、もしもの場合に望む医療・介護の内容などを記す「佐世保市『知っとってノート』」を制作しました。長崎新聞でそのことを知り、早速市役所にもらいに行きました(ケアマネ3人分含めて6部)。市のオリジナルで「介護予防手帳」と「エンディングノート」の2部構成、一緒になっており、立派なファイルに閉じられています。「介護予防手帳」では、趣味や体の状態を記入する欄や、加齢に伴い心と体の活力が衰えた状態「フレイル」の解説や、予防方法の紹介もあり、目標を立てて健康長寿を目指す内容となっています。健康寿命をのばすことを目標としている私としては、自分のことをしっかり頭の中ではなく、目に見える形で残すことは大事なこと。面白いと感じるところから書き込んでみようという気になります。「エンディングノート」の部分は、家族構成や資産に加えて、望む介護や延命治療、葬儀の内容などを記入できます。生い立ちを書く年表には佐世保市の歴史も添えられており、興味津々。まずは自分で書いてみて、ご利用者にもお伝えしていこうと思います。爪水虫(爪白癬)ってご存じですか?
事業所内で9月の研修として、爪水虫について学びました。丁度良いパンフレットを手にいれたこともあり、ご利用者への助言にもなるかなと思い、興味深く学習しました。皆さん、自分の足の爪をよくよく見たことがありますか?足って意外と気にかけられてないですよね。爪水虫は足水虫を正しく治療しなかったために発症します。2人の一人が爪水虫と言われています。子供からお年寄りまで年齢や性別に関係なく誰でも爪水虫になるそうです。家族が水虫にかかっている方は特になりやすい!水虫患者さんが素足で歩くことで、原因菌(白癬菌)が床にばらまかれ、それが他の人の足や爪に長い時間ついた状態が長く続くとうつります。では、人にうつさない方法は、医療機関(皮膚科)できちんと治療することが大切です。足水虫と爪水虫を一緒に治療することが大事。お家では、バスマットやスリッパは共有せず、その都度交換したり、足が湿ったまま靴下を履かないなど清潔な生活環境を保つような心がけが必要です。爪水虫を治療しないと爪が変形したり、痛みが出たり、歩きにくくなったりします。転倒しやすくもなって日常生活に支障が出てきます。「早期に発見、早期に治療」ですね。うちのケアマネの一人がこんなことを教えてくれました。「温泉なんか行った時にはあがったらすぐに新しい靴下を履くことにしてるんですよ」なるほど・・・!!これからご利用者のモニタリング時に爪も見せていただこうかなと思いました。紙パンツ試着体験レポート第1弾
私たちケアマネジャーは、排泄にいろいろと問題が出てこられたご利用者に、紙パンツや尿取りパッドなど提案して使っていただこうと動くのが常ですが、「果たして紙おむつは快適か?」と考えた時、これは自分たちでぜひ確かめねばと、今回試着体験をしてみようということになりました。まず第1弾です。(ということは第2弾も計画中?)「一日紙パンツを履いて過ごす。最後につけたまま排尿してみる」その体験レポートです。9月4日朝から試着。① 履いている間の感想は、パンツラインが表に出ないかということが気になったが、気になるほどではなし。ガサガサといった音も心配なし。平気でスーパーに行けた。鼠径部が動きやすくできていて、快適。冷房の効いた部屋で過ごしたのであったかくて快適。真夏に外でこの状態だったら恐ろしく蒸れがあっただろうとは思った。お尻の周りがもこもこして、むれが凄い。サイズを合わせないと鼠径部やおなか回りがきつい。② 気づいたことは?つけたまま、排尿しようとすると尿意がなくなった。何度もトライするも出ない。すでにいつも尿漏れがある方には紙パンツを提案してもいいが、まだ我慢できる人への提案のタイミングが難しいなと思った。つけたままの排尿は難しく、出なかった。つけたままトイレに座り、ようやく排尿できた。すぐに着替えることが私たちはできるが、濡れたままの状態でいることに耐えられないと思った。まとめ 果たして紙パンツは快適か?という今回の目的として挙げた体験は、まずはケアマネがその感触を知るという点で学びがありました。いろいろな紙パンツや尿取りパッドの種類、特徴を知ってご利用者に提案していきたいとも感じました。また排泄で困ることの背景にある様々な原因を、もっと学びたいとも思いました。‘おむつ’はなかなか奥深いです。ただ今、えくぼサロンは自粛中。早く集まれる日が来るといいな!
私たちケアプランセンターさせぼと訪問介護えくぼのメンバーで運営しているえくぼサロンも、このコロナの急激な感染拡大で休止を余儀なくされました。7月16日からですからもう2か月にわたります。自粛中の時には、サロンからご利用者に向けて、ご挨拶文や「ふまねっと運動のステップ表」や「脳トレのゲーム」などを郵送しています。自粛中にも運動を続けていただきたいこと、「えくぼサロンは皆さんとつながっていますよ」とお伝えしたいことが目的です。今回も8月に続いて、9月分をご利用者にお届けしました。今回のふまねっと運動のステップ表は、「むらまつり」、「おおきな栗の木の下で」の歌に合わせるもの、もう一つは「嚥下機能に役立つ言葉遊び」の表をお届けしました。まじめに取り組んでくださる方が多く、「ステップがわからないから教えて」と電話をかけられる方もいるくらいです。ある方は「一人でしても全然面白くない。みんなとやるから面白いのよ」とぼやきも入ります。「さあ、このコロナ自粛も、あともう少しの辛抱ですよ!」と早く声をかけたいものです。